夫に「不凍液」を摂取させたか 看護助手に懲役4年を求刑

ことし2月、車などの凍結を防ぐための「不凍液」を飲食物に混ぜるなどして夫に摂取させ、腎臓に回復不能な重い後遺障害を負わせたとして傷害の罪に問われている、44歳の看護助手の初公判が、静岡地方裁判所沼津支部で開かれ、検察は懲役4年を求刑しました。

裾野市茶畑の看護助手、渡邉智美(44)被告はことし2月、当時51歳の夫に対して、体に有害な化学物質の「エチレングリコール」を主な成分とする、不凍液を飲食物に混ぜるなどして提供して摂取させた傷害の罪に問われています。

夫は急性腎障害などで50日ほど入院し、生涯にわたり人工透析を必要とする回復不可能な後遺障害が腎臓に残ったということです。

12日、静岡地方裁判所沼津支部で初公判が開かれ、被告は「間違いないです」と述べて起訴された内容を認めました。

このあと行われた被告人質問では弁護士から事件の動機を尋ねられると被告は「ふだんから夫の言動に悩まされていて、腹いせでやってしまった」などと述べました。

続いて検察は「被害者は仕事中に意識不明になり一命を取り留めたものの、一時、心停止に陥っていて、現在も回復不能な重い後遺障害が残り将来の生活や仕事への影響も計り知れない」などとして懲役4年を求刑しました。

一方、被告の弁護士は執行猶予が付いた判決を求めました。

判決は今月30日に言い渡されます。

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