デロイト、量子技術特化の仏ベンチャーキャピタルと協業
デロイトトーマツグループは1日、量子技術に特化したベンチャーキャピタルの仏Quantonation(クオントネーション)と協業すると発表した。量子分野の新たな起業や新興企業の海外進出、海外企業・投資家などとの提携を共同で支援する。量子技術の開発や活用をけん引する日本発の新興企業を後押しする。
デロイトは量子コンピューターの開発企業との協業や技術研究、新興企業の支援などを手掛ける。量子技術統括を担当する寺部雅能氏は、量子の開発をけん引する新興企業への投資が日本で低調だと指摘。「カナダで立ち上がった新興は44社と日本の3倍だ。ユニコーン企業も登場している」と話す。
量子の新興企業が立ち上がるには、技術力だけでなく、企業や投資家など産業を取り巻くプレーヤーの充実が必要とされる。量子分野の投資に特化したクオントネーションとの協業で、海外とのネットワークや知見を日本での量子ビジネスの活性化に生かす。
クオントネーションは、フランスと米国に拠点を持つ。創業間もないアーリーステージの30社超の企業に出資、運用実績は総額2億3800万ユーロ(約400億円)に上る。マネージングパートナーのクリストフ・ジョルザック氏は「日本の新興企業に関心を持っており、2025年後半〜26年に向け投資候補も探していきたい」と語った。