同級生の“11件の行為をいじめ認定” 石川・野々市市の中学いじめ問題で報告書公表
野々市市教育委員会・大久保 邦彦 教育長:
「被害生徒さんとご家族が、苦しく悔しくそして切ない思いを抱えてこられたことに対して、誠に申し訳なく思っております」
4日、臨時の会議を開いた野々市市教育委員会。
野々市市内ではおととし、女子中学生が同級生からいじめを受けて転校し、市教委は「いじめ重大事態」に該当するとしています。
この問題についてこの日、第三者調査委員会による調査報告書が公表されました。
報告書では、複数の同級生から受けた11件の行為をいじめと認定。
被害を受けた女子生徒は、修学旅行の班決めの際に仲間外れにされ、その後、担任教員から「同級生が女子生徒を嫌っていた」と聞かされたことなどに強いストレスを受け、当時通っていた中学校を転校しました。
また、学校側はいじめを確認したものの「微細なこと」と認識し、本来設置されるべきいじめへの個別対応班が設置されなかった、と指摘しました。
野々市市教育委員会・大久保 邦彦 教育長:
「真摯に受けとめて、しっかりとこれからも、これまでも行ってきましたが、対応、対処してまいりたいというふうに思います」
野々市市は今後、再発防止に努めていくとしています。