下水道工事受注業者から無償で工事受ける、容疑で京都市元主事を書類送検

京都市役所=京都市中京区
京都市役所=京都市中京区

京都市発注の下水道工事を巡る贈収賄事件で、受注業者から便宜の見返りとして自宅の改修工事を無償で受けたとして、京都府警が収賄の疑いで、市上下水道局みなみ下水道管路管理センター元主事の男性(57)=懲戒免職=を書類送検したことが1日、捜査関係者などへの取材で分かった。府警は贈賄容疑で、水道工事会社の40代男性従業員も書類送検した。

捜査関係者などによると、元主事は令和4年11月、男性従業員に下水道工事の予定価格などを教える見返りに、自宅の洗面台の取り換え工事(10万円相当)の施工を無償で受けた疑いがある。

同センターを巡っては、職員2人が収賄罪に問われ、うち1人が京都地裁で有罪判決を受けた。

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