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中国、EUの医療機器に報復的な輸入制限-政府調達から排除

更新日時
  • 4500万元超の政府調達案件にEU企業は参加不可に
  • 500万ユーロ超の案件からの中国企業除外をEU計画

中国は6日、欧州連合(EU)に本拠を置く企業による医療機器に対し、報復的な制限措置を導入すると発表した。

  中国財政省の声明によれば、EU企業は制限対象の医療機器について4500万元(約9億1000万円)を超える金額の政府調達案件に参加できなくなる。同措置は6日に発効する。

  EU資本企業が中国国内で生産した製品は対象外になると、商務省が別の声明で説明している。  

  EUは中国の医療機器メーカーによる500万ユーロ(約8億5000万円)超の公共調達案件へのアクセスを制限すると発表していた。

  EUの行政執行機関である欧州委員会によれば、2015-23年にかけて中国からEUへの医療機器輸出は2倍以上に拡大した。

  中国と欧州の関係悪化を示す別の動きとして、中国政府は今月予定していたEU首脳との2日間の首脳会議を1日に短縮する意向を示したとブルームバーグが報じた。

関連記事:中国、EU首脳との会議を一部中止へ-外相訪問も対立が鮮明に

原題:China Imposes Reciprocal Curbs on EU Medical Device Procurement(抜粋)

(第3段落以下を追加します)
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