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これ挙げてくる人は、下水サーベイランスのグラフ推移と、指定病院で診断確定したコロナ罹患者数のグラフの乖離が起きていることをだいたい度外視するんだけど、 ・2023年5月以前と以後だと、全数検査をしていた以前と、指定病院のみでの検査になった以後で、カウント方法が異なる ・2023年5月以降は、指定病院以外の市中病院でもコロナ疑い患者を診断するようになった(ので、指定病院への集中が減った) ・2023年5月の「五類移行」を「コロナ明け」と誤解した結果、そもそも病院で診断を受けなくなった潜在罹患者が増えた ・PCR検査の自費負担化(そして、陽性が確定したところで治療法は特にない)によって、陽性確定診断を受けない者が増えた 以上から、見かけ上の「コロナ感染患者」数グラフは右肩下がりに減っているように見える。 ところが、下水サーベイランスによる下水中のコロナウイルス濃度の調査では、2025年は、2024年、2023年、2022年などと殆ど大差ないグラフ曲線を描いている。 これが、指定病院などで診断が確定した罹患者数のグラフとの乖離に繋がっている。 ちなみに、コロナウイルスは鼻や気管だけでなく大腸でも増殖するので、糞便に混じってトイレから下水中に放出される。これを、下水を調査することで調べるのが下水サーベイランス調査。未報告、未診断の患者でも、日常的に大小便はするので、実際の感染者動向が無報告でも見えてくる。 国が主導では行ってないので全国調査はないんだけど、一部の自治体が独自に継続的に行っている。検査手法が同じなので、2020-2023年までと傾向比較がしやすいという利点がある。 その下水サーベイ調査の多くは、「別にコロナ禍全然終わってねえな」という結果のみを示している。 例えば、図左は宇部市の2024年までのものだけど、下水サーベイのグラフ推移は流行のたびに同規模まで推移している。 図右は2024年頃の札幌市のもので、グレーの棒グラフ(定点機関・指定病院当たりの診断確定患者報告数)が右肩下がりなのに、青い折れ線グラフ(下衆サーベイランスの調査数)は指定病院での診断確定患者数と比べて大きく乖離している。 2024年1月(冬の流行)くらいから、乖離が大きくなってきていて、医療施設側が把握している数と、下水サーベイの乖離が問題視された。 こういうこともあるので、指定病院での診断実数だけを持ち出してきて「コロナは減っている!」とかいう人の言うことは、まあ一呼吸置いて検証したほうがいい。
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山田 太郎(投資家)
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