FC2ブログ

第十回「アジアのディープな歩き方(上)」続き

12時に梅田って約束をしていたんだが、驚いたよ。起きたのが12時ぐらいだった。

昨日意味も無く疲れていてね、23時ぐらいに寝ちまったんだが。



久々12時間以上寝た。ので、今日一日眠気は無いんだが体がだるくて。

学生でしかできない悩み。


既に働いている多くの同級生、本気で申し訳ない。

梅田でさ、とある女の子へのプレゼントを探していたんだが。
その為、女の子を一人買い物に付き合ってもらってね。

したらその彼氏も一緒に何故か来て。それ自体は全然いいんだが。


女の子と雑貨探しているときは彼が暇そうで、
彼氏と二人で楽器屋いるときは女の子が暇そうで。


いやあ、全編を通して俺の買い物に付き合わせた訳だが、申し訳ないことしたなあ。


ま、全然そんなこと思ってはいないんだが。



梅田のナカイ楽器ってとこでほんとに珍しいワウペダルが昨日入荷だとかで一台置いていて。
速攻でバンド仲間に連絡。

したら、どうも奴も梅田にいた様で、すぐ試奏して、すぐ買ったのこと。



いやあ、自分の懐を汚さずに欲しいものが手に入るのは素晴らしい事である。

月曜が死ぬほど楽しみ☆


平和な一日だったなぁ…





さて、アジアの書評の続きを書く。

タイからミャンマーに渡った主人公は二人の日本人と出会う。
織田っていうおっさんと、カメラ片手に旅をするカオルって女の子。

ま、この二人に関わる重要なエピソードは無いので紹介するだけにしとく。



このミャンマーを語る上で重要なポイントは「軍事政権」である。


ちなみにミャンマーっていう国名は、かつては「ビルマ」って呼び名だった。


1989年に軍事政権が国名をミャンマーに改めたんだね。
未だ、我々の親世代はビルマの方が通りがいいかも。「ビルマの竪琴」とかも有名だし。


アウンサンスーチー率いる国民民主連盟(NLD)等、軍事政権に否定的な立場からは
この改名が軍事政権の一方的なものとし、今でも国名は「ビルマ」であると主張している。


しかし、ビルマもミャンマーも語源は一緒で、前者が口語的、後者が文語的なもんらしい。
つまるところ「にっぽん」と「にほん」のような違いらしいが。

やはり、こだわる人はこだわるんだろうね。


作中でも日本語を学ぶ現地の若者が、作者一行に対して強く抗議している。



さて、ちょっとミャンマー(ビルマ)の歴史について語っておこう。


どっから喋ろうか…昔過ぎると分かりにくいので、インド独立後、イギリスの直轄地になってからで。


1942年、実は日本軍の協力を得てビルマはイギリスから独立している。
こんな経緯があって、ミャンマーの人々は未だに日本に対していい印象をもっているらしい。


その当時ビルマ独立義勇軍を率いていたのがアウン・サン。スーチーの父親である。


で、日本軍の敗戦の色が見えてくると、その指揮下に出来た「ビルマ国」をイギリス側に寝返って奪回。


ところが、イギリスは当時独立を容認せず。


結局独立をするのはWWⅡ後の1948年。名を「ビルマ連邦」。

アウン・サンはその前年に暗殺される。



このビルマ連邦だが、当時は東南アジアでも指折りの大国であった。


広大な農地で作られる米は、世界一の輸出量を誇り、石油・木材・宝石鉱脈など資源にも恵まれていた。


運のつきはビルマ軍部。こいつら、CIAの援助を受けてアヘン作ってタイに運んで金稼いでたんだ。
1962年に社会主義計画等をたて、社会主義の軍事政権の出来上がり。


もうね、失策続きだった。


繰り返される内乱(宗教・民族絡み)やそこからおこる政治不安、
社会主義により育たない民間、軍事政権により断絶される海外援助、
アジア通貨危機等、マイナス要因の嵐で他の東南アジア勢に遅れをとりまくっている。


とうとう怒った民衆が1988年に当時の指導者を追い出し、総選挙を約束させる。
それが1990年に行われるはずだったのだが、やはりここは軍事政権。

その選挙の前年に民主化のリーダー、アウンサンスーチーを自宅軟禁。


それでもスーチー率いる国民民主連盟が総議席の八割以上を獲得する大勝利。

だったのだが、この結果を軍事政権は拒否。なんじゃそら。

しかもこの結果に焦った軍事政権は、さらに民主化運動を弾圧する流れに。


1998年に起きた大規模なデモでは1000人以上の国民を虐殺した模様。


加えて数々の民主化指導者を軟禁しまくるんだが、当然国外勢力に怒られ始めました。

アメリカとイギリスがいわゆる「政治犯」の軟禁を全部解きなさい、って提議が
2007年に国連安全保障理事会で採決されんだが、ロシアと中国が拒否権発動。

「僧侶や市民のデモに対する軍事政権の武力弾圧を非難する」議長声明案を採択するに留まった。


てな訳で現在も諸外国とは、特に欧米メンバーとはめちゃくちゃ仲が悪い。
この仲の悪さがミャンマーの成長を妨げて、現在では東南アジア最貧国。


ただ、今でも隣国インドや、同じ社会主義+軍事政権である北朝鮮とは仲が良い模様。
普通に武器とか売ってるらしいわ。


しかし、仲の悪い欧米諸国はミャンマー製品不買運動。
これが相当効いているらしい。私見だが、この政権は本当に時間の問題だと思う。




はい、かなり長々と書きましたが概ねミャンマーの現状が理解出来たかと。

最近ミャンマー絡みで耳にしたのは2007年に日本人ジャーナリストの長井健司さんが犠牲になったデモが有名か。
あれも燃料の値上がりから僧侶がマジ切れして、数万人規模のでっかいデモを軍事政権が力ずくで弾圧してたね。


この本は、友達になった男の子が軍事政権の強制奉仕労働に連行されるところで終わる。


ホント、日本に住んでいると絶対にありえないような出来事が世界では当たり前のように行われている。

そりゃさ、遠い海の向こうのお話ですよ。


でもこれは今現在(本は10年前の出版だが、現状全然変わってない)起きている事実である。



活字や教科書で知る事も出来るのだが。

実際に目の当たりにした人間による「生の感想・表情」が描かれているのがマンガの利点だと思う。
きっとこれは、活字でも映画でも出来ない仕事だ。そーゆーのがお好きでない僕を「手に取らせた」。


この、誰かに「手に取らせる」ってことが何より重要で、それがスムーズな「マンガ」というメディアの優位性を示していると思う。


どんなに低俗な表現方法だって蔑まれても、頑な過ぎて手にとって貰えないんでは存在しないのと一緒である。

僕は社会化教師を志す者として、こういったマンガが少しでも多くの人々に読まれればいいなあ、と思う。


別にこんな現状があるからって手に取る全ての人に「怒り」や「疑問」をもって「行動しろ」って言っている訳ではない。

ただ、世界のどこかで今も尚、こういう現実が存在しているって「知っている」だけでも二十分に社会の為になっているはずだ。


メディアはそれを手にした人々の幅を広げるモノでなくてはならない。


そういうマンガを捜し求めて、少しでもここで紹介していきたい。



それがこのブログのテーマである。

真面目なヤツばっかりじゃないけどねん。


説教めいてていかんね。僕も年を取ってしまったものだ。

コメントの投稿

非公開コメント

No title

イイ事いった。

この記事も一通り読んで、ミャンマーの事情の凄さはそれなりに伝わったけど、内容はいずれは忘れてしまう。
っていうか、もうほとんど覚えてません。
読者なんてそんなもんだろう。

でも、その漫画は読んでみたいと思えた。
それで十分だろう。

変にすごく覚えてるし。
裸足のゲンとか。

だって、この記事読んで、

「フランスの「パリ」ってよォ……………
 英語では「パリスPARIS」って いうんだが 
みんなは フランス語どおり 「パリ」って発音して呼ぶ 
でも「ヴェネツィア」はみんな「ベニス」って英語で呼ぶんだよォ~~~ 
「ベニスの商人」とか「ベニスに死す」とかよォーー 
なんで「ヴェネツィアに死す」ってタイトルじゃあねえーんだよォオオォオオオーーッ

を思い出したんだから。
あ、ジョジョネタね。

No title

長米サンクス☆


そそ、そんなんでいーんだよ。

誰もマンガで本気で勉強しろ、何て言ってないしね。
このマンガだってここまでは細かく書いていない。

でも、そういう生活だとか現地人の考え方聞いたら、
この国では何があったのか?って興味もつじゃん。


それで改めて勉強して、さっきの記事かいた。


大学で学んだ一番大きな事は、
「自分で興味持ったことは自分で勉強できる」って事だった。

それのきっかけにでもなりゃ万々歳な訳ですお。
そういう授業が出来たらなーとか思う。


僕はマンガで学んだ一番の事は、漢字の読み方だけどね…
未だ準一級ぐらいなら余裕で読める。書けないけど。


これ部室に置いとくから読んでみてねん。

あと、夜更かしし過ぎだよ。
プロフィール

枡子

Author:枡子
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
ヨシコ
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク