| |
第十二回「三月のライオン(1)」
今日は昼から尼崎。夢のように重たいベースを受け取りに。
しっかしいい天気だったなあ。ここ連続で素晴らしい天気やわ。
昨日は子ども達と外で延々ダルマサンガコロンダをやらされ続けたんだが、
基本的に子どもってルール守らんよな。
子ども同士でやってる時は色々適当にルール作ってやってるみたいだが、
果たしてそれは成り立っているのかね?
大人は子どもに対して何らかのルールを設定する。
そうじゃなきゃ、「大人達にとって」不都合が生じてくるからだ。
物を壊したり、怪我したりね。
そんなん関係なく子ども達は彼らのルールを決定して、その海で楽しく過ごす術をもっている。
自分らの子どものときはどんなルールがあったのかね?
ちょっと思い出してみたんだが…何かあったっけ。
今日は訳あって焼肉をデブばっかりで食って。
その話の流れでこれの話が出たので記事を書こうと思う。

三月のライオン(1)だ。ハチミツとクローバーで有名なウミノさんの新作。
っても既に四巻まででているんだが。
テーマは「プロ」ってとこなのか。
主人公の桐山零は、中学生にしてプロ入りした将棋棋士。
現在は一年遅れで高校に通いながら、プロとしても活躍している。
彼は、子どもの頃に両親と妹を亡くしている。
この時彼を引き取ったもが彼の父親の友達でプロの棋士だった。
彼は、自分の子ども同様に零を「将棋の子」として育てていく。
しかし、育ちすぎてしまうのだ。
小学生のうちに、義理の姉と弟を抜いてしまい、現在では父親すら凌駕する腕前に。
そのせいで零は引き取られた家をメチャクチャにしてしまう。
そして、逃げ出すように零は一人暮らしを始める。
ってのが設定。
第一話は、育ての親と「プロとして」対局し、勝利を収めるところから始まる。
零は、その対局を「一発一発素手で殴っているようで」と表現する。
プロってのは「勝たなければならない」。
誰よりも「優れていなくてはならない」。
それがプロとしての存在価値であり、彼らの仕事なのだ。
その勝利の螺旋に苦しむ17才のお話である。
普通に暗い。暗すぎる。
特に、彼の場合は性格のこともあり常にうじうじ考え込んでいる。
ま、ウミノさんのマンガに出てくるキャラクターって超楽天家のギャグキャラか、
うじうじしてる内向型の二種類しか出てこないんだがね。
多分ウミノさんって後者のタイプで、それに耐え切れずに妙なハイテンションな
場面とかキャラとかを作っているんだと思う。
ハチミツとクローバーでもそういう場面が多々存在した。
後輩の女の子はそれが「痛い」って言っていたけど、僕も同感。
でも、そうやって心のバランスを取っているんだろう。作者が。
その痛いハイテンションと共に彼女の作品の特徴は、
「心象風景のポエム」と「追憶に関する地の文」が同時進行で記述されている手法を使っている。
って、こんな言い方じゃ全然わからないかもしれないが。
例えばヒナっていうJCが泣いているシーンで。
泣いてる ひなと
(僕はーーー 僕はずっと消えてしまったホントの僕の家族の事)
泣かない僕と……
二人並んで 見上げる 美しい
(泣いても仕方ないからあきらめて 悲しいから考えないようにして
頭から追い出して 追い出して 追い出して… --でも…)
ただ ただ 美しい
(本当にそれで よかったんだろうか…)
七月の夜空……
ってな感じに。伝わるだろうか?
ハチクロ読んでた人なら伝わるんだろうが。
こういった表現を使ってくる。
しかし、ハチクロでは非常に多用されていたんだが、ライオンではかなり減っている。
掲載紙が少女マンガ誌から青年誌に移ったってのもあるのかもしれないが。
結構好きだったんだけどなあ。何か美しくて。
主観と客観を同時に眺められるっていうか。
演者と監督の視点があるっていうか。
ただ、本人はこの「ポエム」をアニメ化に伴い声優さんに朗読されると
転げまわるぐらい恥ずかしいらしい。
だから減らしたんかな。
ま、テーマが恋愛じゃない分そういった誌的情緒は必要ないんかもしれんな。
あったとしても真っ黒な心象風景だもんよ。
物語は序盤なんで、まだまだ主人公はプロんなる「恐ろしさ」で一杯。
自分のせいで他人を不幸にしてしまうんじゃないか?って「自意識」で一杯。
プロとしても人間としてもまだまだ成長の必要がある零君の今後やいかに。続く。
ってな感じで書評終わり。全然内容について書きたい事はあるんだが、
面倒なので知りたきゃ読んで。面白いから。
自分の知り合いにも何らかの「プロ」って何人もいるんだが。
ダンサーがいたりクラフトマンがいたりデビューした歌手もいる。
でも、自分の中で「プロと自称できるか否か」ってのは
「その収入で(最低でも)自分を養っているか」
って事にしている。
ドロドロでもギリギリでも、そのラインさえ超えていればプロだし、駄目ならアマだ。
バイトしながら~ってのは僕から言わせりゃ「プロ志望」である。
この零君は17才にして担任の教師の月収を越えている。
当然枡子基準でも余裕でプロ認定。
でも、その海の中でのし上がっていくには他人に勝つ事が必要である、って訳。
この零君もその「他人に勝つ」ってのに大いに悩んでいる。
ちなみに僕の場合、闘争心ってのが皆無だから絶対何のプロにもなれない。
いや、なりたくない。
絶対サラリーマンにもなれないし、何らかの試験にパスして公務員的なものになる自信もない。
そんな僕は将来どうやって自分を養っていくのかねぇ。
17才の生き様をみて思い悩む25才のクズ人間です。
しっかしいい天気だったなあ。ここ連続で素晴らしい天気やわ。
昨日は子ども達と外で延々ダルマサンガコロンダをやらされ続けたんだが、
基本的に子どもってルール守らんよな。
子ども同士でやってる時は色々適当にルール作ってやってるみたいだが、
果たしてそれは成り立っているのかね?
大人は子どもに対して何らかのルールを設定する。
そうじゃなきゃ、「大人達にとって」不都合が生じてくるからだ。
物を壊したり、怪我したりね。
そんなん関係なく子ども達は彼らのルールを決定して、その海で楽しく過ごす術をもっている。
自分らの子どものときはどんなルールがあったのかね?
ちょっと思い出してみたんだが…何かあったっけ。
今日は訳あって焼肉をデブばっかりで食って。
その話の流れでこれの話が出たので記事を書こうと思う。
三月のライオン(1)だ。ハチミツとクローバーで有名なウミノさんの新作。
っても既に四巻まででているんだが。
テーマは「プロ」ってとこなのか。
主人公の桐山零は、中学生にしてプロ入りした将棋棋士。
現在は一年遅れで高校に通いながら、プロとしても活躍している。
彼は、子どもの頃に両親と妹を亡くしている。
この時彼を引き取ったもが彼の父親の友達でプロの棋士だった。
彼は、自分の子ども同様に零を「将棋の子」として育てていく。
しかし、育ちすぎてしまうのだ。
小学生のうちに、義理の姉と弟を抜いてしまい、現在では父親すら凌駕する腕前に。
そのせいで零は引き取られた家をメチャクチャにしてしまう。
そして、逃げ出すように零は一人暮らしを始める。
ってのが設定。
第一話は、育ての親と「プロとして」対局し、勝利を収めるところから始まる。
零は、その対局を「一発一発素手で殴っているようで」と表現する。
プロってのは「勝たなければならない」。
誰よりも「優れていなくてはならない」。
それがプロとしての存在価値であり、彼らの仕事なのだ。
その勝利の螺旋に苦しむ17才のお話である。
普通に暗い。暗すぎる。
特に、彼の場合は性格のこともあり常にうじうじ考え込んでいる。
ま、ウミノさんのマンガに出てくるキャラクターって超楽天家のギャグキャラか、
うじうじしてる内向型の二種類しか出てこないんだがね。
多分ウミノさんって後者のタイプで、それに耐え切れずに妙なハイテンションな
場面とかキャラとかを作っているんだと思う。
ハチミツとクローバーでもそういう場面が多々存在した。
後輩の女の子はそれが「痛い」って言っていたけど、僕も同感。
でも、そうやって心のバランスを取っているんだろう。作者が。
その痛いハイテンションと共に彼女の作品の特徴は、
「心象風景のポエム」と「追憶に関する地の文」が同時進行で記述されている手法を使っている。
って、こんな言い方じゃ全然わからないかもしれないが。
例えばヒナっていうJCが泣いているシーンで。
泣いてる ひなと
(僕はーーー 僕はずっと消えてしまったホントの僕の家族の事)
泣かない僕と……
二人並んで 見上げる 美しい
(泣いても仕方ないからあきらめて 悲しいから考えないようにして
頭から追い出して 追い出して 追い出して… --でも…)
ただ ただ 美しい
(本当にそれで よかったんだろうか…)
七月の夜空……
ってな感じに。伝わるだろうか?
ハチクロ読んでた人なら伝わるんだろうが。
こういった表現を使ってくる。
しかし、ハチクロでは非常に多用されていたんだが、ライオンではかなり減っている。
掲載紙が少女マンガ誌から青年誌に移ったってのもあるのかもしれないが。
結構好きだったんだけどなあ。何か美しくて。
主観と客観を同時に眺められるっていうか。
演者と監督の視点があるっていうか。
ただ、本人はこの「ポエム」をアニメ化に伴い声優さんに朗読されると
転げまわるぐらい恥ずかしいらしい。
だから減らしたんかな。
ま、テーマが恋愛じゃない分そういった誌的情緒は必要ないんかもしれんな。
あったとしても真っ黒な心象風景だもんよ。
物語は序盤なんで、まだまだ主人公はプロんなる「恐ろしさ」で一杯。
自分のせいで他人を不幸にしてしまうんじゃないか?って「自意識」で一杯。
プロとしても人間としてもまだまだ成長の必要がある零君の今後やいかに。続く。
ってな感じで書評終わり。全然内容について書きたい事はあるんだが、
面倒なので知りたきゃ読んで。面白いから。
自分の知り合いにも何らかの「プロ」って何人もいるんだが。
ダンサーがいたりクラフトマンがいたりデビューした歌手もいる。
でも、自分の中で「プロと自称できるか否か」ってのは
「その収入で(最低でも)自分を養っているか」
って事にしている。
ドロドロでもギリギリでも、そのラインさえ超えていればプロだし、駄目ならアマだ。
バイトしながら~ってのは僕から言わせりゃ「プロ志望」である。
この零君は17才にして担任の教師の月収を越えている。
当然枡子基準でも余裕でプロ認定。
でも、その海の中でのし上がっていくには他人に勝つ事が必要である、って訳。
この零君もその「他人に勝つ」ってのに大いに悩んでいる。
ちなみに僕の場合、闘争心ってのが皆無だから絶対何のプロにもなれない。
いや、なりたくない。
絶対サラリーマンにもなれないし、何らかの試験にパスして公務員的なものになる自信もない。
そんな僕は将来どうやって自分を養っていくのかねぇ。
17才の生き様をみて思い悩む25才のクズ人間です。