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第二十一回「リューシカ・リューシカ(1)」

最近年上と遊ぶ事が多くて、おごってもらう事が多い。

で、その人はよく「早く社会にエントリーしろ」って言われるんだがね。
僕はいつも「まだ学生なんで、来年には免許二枚取れてるはずやからそれで闘う」って返す。


自分自身、かなり長時間ぬるま湯に浸かりきって。
逆に最近疲弊し出した実感がある。

何ていうか、努力したり怒られたりした事がどんどん無くなっていく。
自分にどんどん甘くなっていく。


明日から明日から、とダイエットのように呪文を唱えているんで全然前進しない。


いつまで僕は社会にビビっているんだらうか…

兎に角、最低でもバイトぐらいは新しいの始めなくてはいけない。
九月から、塾の講師でも始めようと思う。

八月は何するか?

…ダイエットします。もう宣言しました。




さて、今日はこれ。
ryu-shika.jpg
リューシカ・リューシカ(1)という一冊。

これとの出会いはアマゾンのオススメ。初めてかもしれん。
薦めるままに一話をウェブで読んで、そのまま本屋へ。

ところが、どこの本屋も在庫切れまくっててさ。
アマゾンすら在庫なし…


どうしたもんかと思っている所に京橋の紀伊国屋に一冊残ってたので即手に取ったら。



これ690円もするじゃんよ!って。


全編ふるからーなんだって。やあ、油断した。


でも買ってよかったよ。安倍さんは絵師として有名な方で。
商業誌でもたまに活動してんだが、同人の方がメインなのかな?

やっぱこの人の絵好きだわ。
表紙をも一回見て「ま、いいか」って折れた。


えと、アマゾンレビュー見た限りでは「よつばと!っぽい」とのこと。

僕の感想もそれだ。謎の幼女が日々の些細な事に妄想と干渉を行う。
しかも、主人公リューシカもよつばとよろしく他の家族と比べて外見的にイレギュラー。

兄と姉はガチ日本人の学生なのに、リューシカは金髪赤目。

設定はまだ明かされていないが、よつばみたいに拾いモンなんかなあ。



で、よつばより妄想がぶっ飛びまくっている。

台風でメチャクチャになった庭に、サンダルが落っこちている。
それはそれぞれ一メートルぐらい離れてたんだが、リューシカはそこに
でっかい透明な巨人が存在している、と認識して。
しかもその巨人とコミュニケーションをとっているんだ。


目の前のリンゴが一欠け、左目でみたら一個。右目でみても一個。

なのに両方でみても一個なのは何故だ!
しかも左でみるのと右で見るのとすこし形が違うぞ…

これはどっちかが偽者に違いない!



そんな事言ってるんだ。ぶっ飛んでるでしょ。
面白いなあ、この脳みそ。

安倍さんはその回路を、
「子どものころに持っていた回路に灯がともらなくなっただけで、
 大人になってもその回路は残っている。」
と語っている。



自分の記憶を辿ってみると、はたしてそんな回路が存在していただろうか。



最近の子どもを見てて思うのだが、彼らに解決しない疑問ってあるのだろうか。

分からない事があったら、考えるよりも誰かに聞いたり調べたりした方が早いしその方法も完備されている。


自分の時代にも概ねそういったシステムは整っていた、と思う。


そんな時代に
「虹はどっから来るのか」「雲は何で出来ているか」
「生物は何故生きているか」「電気って何か」
なんて疑問に『正解』以外の回答を果たして導きだせるのだろうか。


僕も『正解』を常に求めてきたし、科学に強い興味を抱く少年であった様に記憶する。
その方が学校の成績は上がるし、やっぱり後々役に立つんだ。

そうじゃない子どもを大人は理解しようとしないし、駄目な子ってレッテルを貼る。
そして、そんな子は落伍するか、どこかで修正されて遅いスタートを切る。



社会に役に立つのは正しい知識と判断力を持った人間であり、
空想や妄想に強い人間は需要がかなり限られている。

どっちかばっかりでも社会は破綻するんだろうが、果たしてこの社会は絶妙なバランスを成しえているんだろうか。



自分は社会科教員を目指す者である。
心がけようと思っているのは「正解を追い過ぎない」ことだ。

しかし、社会は正解っぽいものを用意しているし、それを好んでいる。

何を手に入れるのが人間にとっていいのか。


幸せとか有利とか正しいとか良いとか。


人はどれを手に入れるべきで、僕はどうすべきなのだろうか…



こうしてまた一人、思考の沼に落ちた人間が誕生し、ダイエットが遠ざかるのでした。

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No title

読了。かわいらしい。

確かによつばとっぽい。けどなんていうかなー。
個人的には荒川の単行本のカラーの所っぽいと思った。
テツガク的っつーかポエム的っつーか。アレ言ってる事、真逆?

使ってる題材は同じだけど、
日常の中で気にならない部分を書いてるのがよつばとで、
日常の中でふと気になり得る部分を書いたのがコレ、
みたいな。
「そんなことを子供に言わせてみた」感、は感じたかなー。
それがハナにツクって事はなかったけど。

でもまぁ、ウン、かわいかった。絵ぇうまいし。

No title

確かにのう、「大人のファンタジー感」があったのかも。

子どもらしさだけならよつばの勝ちやんな。


日常もんやけどその範疇越えてると思うし。
人生で始めての目線やわ。絵本の世界だ。
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