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第二十五回「美咲ヶ丘ite(1)」

一昨日人生で初めてジャンジャン横丁に行った訳だ。


大阪に25年暮らす者として、通天閣も天王寺動物園も日本橋も新今宮も行った事があったが。



何でかあの領域には侵入出来ない。
なんやろ。レベルが足り無すぎて入らない方がいいダンジョンみたいな。


いやー凄いな。あっこ。

今平成22年だよ?WWⅡ終わってもうすぐ65年だよ?


こう…ぶっつりと時間が止まってしまった魔窟だったわ。
今回は年上に連れて行かれたが、僕がピンで入れるようになるまでには
あと25レベルぐらいは必要な気がする。


八重勝で串カツ食ったんだが、なんか何十分も並んで食うようなモンじゃねえなぁ。

串カツよりドテ焼きの方が旨かった。




今日はコレ。
ite.jpg
美咲ヶ丘ite(1)です。戸田さんって初めて書くっけ?覚えてない。


何時だろうか、天王寺のbookおふで「説得ゲーム」ってのをジャケ買いして以来好きになって。


この人の本では「ストーリー」っていう本が一番好きなんだが、大切なその本は紙袋一緒に入れていたユズが腐ってカビの塊になったとき、カビに侵食されてご臨終に…

いまでも古本屋を巡っては二世を探している。



さて、この本は美咲ヶ丘って町に住む人々の日常を語る一冊。
全六篇で、オムニバス形式。
何か、よくある形式なんやけど僕は浅野いにおの「ひかりのまち」思い出した。

あのクソ暗い話…最近いにおさん出版せえへんな。



iteっていうのは「~に住んでいる人」って意味だそう。


えと、内容については。とにかく当たり障りがない。



僕は日常系の作品が好物である。

自然、このブログにもそっち系の紹介が多いんだが。

この人も専ら日常系人だ。


時々近未来系とか中世中国の話書いたりするが。


それでも、作品の中に響くモンがあるからその作品好きになるんだわ。
「ストーリー」とかものっそい引っかかってんけど。


今回のは引っかからんなあ。ホント、「あぁ、ありそうありそう」って印象。


最初のボクシングママっていう、浮気されてる妻が急にボクシングにのめり込み出して、
最後に「あなた浮気してたでしょ。」っていいながら旦那の顔面にストレートかます話は
好きだった。

でも、どうせマンガにするんだからそれぐらい、それ以上の「事件」が起きなくてはつまらない。

日常系が好きで、事件を求めるのは矛盾しているのかもしれんが…


ある日、ある場所、ある人が。
その人生の中でちょっとした「選択」を迫られる瞬間を作品にする。


ある男は結婚を前に転職を決意する。
ある女は人生で初めて他人を愛してみる。
ある小学生は親の作るご飯を残さず食べる意味を知る。


こう、あらましを書いただけでものすごく普通って感じが出てるでしょ。


すごくあっさり読めたんで、別につまらない事は無いんよ。


ただ、もうホントに薄味だった。
こう、続きが気にならんのよ。


人物の心理描写や展開は好きなんだけどなあ…



書き続ける事によって画だとか展開が慣れてきて、
設定もより現実にノックダウンして読み易さ満点。


だからこそ、勢いを感じない。



そーゆー所が非常に不満。



既に続巻出てるが、多分ブックオフの100円コーナーに無い限り買わないのう。


あー物足りない。


読み手としても「慣れ」ってのは寂しいもんだ。



そらおすぎも辛口レビューになるわ。

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