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第二十九回「石黒正数短編集2 ポジティブ先生」

一週間、合計六時間程度なのだが中々ヘビーなレポートが終了。


模擬授業案を一時間分あげるのだが、中々手間取った。

資料集めるのにも…構成するのも…


の、割りに自分でもがっかりの出来。
今回が最終稿では無いので…手を抜きすぎたのかね。

これが自分の部下のあげてきた企画書なら突っ込みまくってる。

出来ていないところが自分でもよくわかる。


ほんと情けないーーーー





今日はコレ。
poji1.jpg
石黒正数の「ポジティブ先生」


この作者の作品は出る度購入してるが、以外にもここで書いた事ないみたい。


この作者は長編「それでも町は廻っている」が有名だが、その他の短編もかなり面白い。

どちらも評価は高いが、僕は短編の方が優れている様に感じる。



とにかく…テーマや画が古典的である。

例えば、今回は
「地球が隕石によって滅亡した世界に生きる家族」とか
「マッド博士の作り出したサイボーグが世界をロボットにしようとする」とか。

コレだけ聞いたら非常につまらなく映るかもしれない。

でも、この人の特徴はそのテーマそのものはクラシックなのだが
突っつき方、展開の仕方が独特である。

とりあえず今回は表題でもある「ポジティブ先生」が面白かったかな。


ショートショートと呼べるレベルに短いのだが。


産休に入った担任の代わりに入った「根暗政男」。中学のあだ名は「カビ」だという。

「どんな過酷な状況でもたくましく生き自然と仲間が増えていく…そんなボクの姿がカビに例えられたのだと思います。」


…この人ポジティブだ!


っていう計4ページの話。


最後、ふんどし一丁でマンションの屋上で和太鼓叩いている所を逮捕されるんだが。

何かこれだけの話を表題にする男らしさを感じた。


他の話はヴァンパイアが出てきたり、透明人間ならぬ半透明人間の少年の話があるんだが。


どれもかなりの非日常、な舞台であるが。絵柄も手伝ってか登場人物がそれをのんびり
楽しんでいるような空気を醸し出している。


そんな平和な短編集。


基本的にオチに命を懸けている感があるのも特徴。



最後の半透明人間なんて、多分コレ書きたかったから書いたんだろーなーとか思う。


何かね、めっちゃ藤子・A・不二雄先生っぽいブラックジョーク。


読んだことあるならわかるに違いない。


きっとあーゆー昭和感満載の話が好きな、昭和感満載の人物なんだろうなぁ。



それ町も、他の短編集も、それは共通している。



懐かしさを感じたい、そんな方にオヌヌメ。






以上、書評。


以前から4コマ好きを自称しているが、同じくらい中・短編も好きである。


面白い、面白くないが一瞬で判断できるし、それだけにその漫画家の技術・感性が詰まっていると思うからだ。


逆に長編は、だんだん面白くなったり、逆に面白く無くなったりする。
それが非常に面倒臭い。


「映画」という文化が民衆に飽きられないのはやはり、一つの作品に没頭できる時間に限界があるから
それ以上ダラダラやらずに終わらせる仕様にしているところだと思う。


長くても二時間、だいたい90分くらい。

そのぐらいが一つの物語としてベストなんだろう。

それが漫画なら単行本1~2巻分に相当するかと。


一話完結のギャグマンガなら別に構わないのだが、ストーリー性を持たせるのなら10とか20巻は長すぎるのだ。


それでも面白い作品は世の中数多ある。

ハチクロもハンターハンターも大好きだ。
でも最近はそれが面倒に思えてくる。


こう…必要だから展開していくんじゃなくて、売れるから、発行する必要があるから間延びさせているって
意図が見えるからだ。

らき☆すたとか典型例だ。
(一巻だけ読んだが、特に面白いとは思わなかったなぁ…これはアニメの方がまだましだ。)


だから僕は、「初めから着地地点を考えて展開する漫画」の方が好きだ。

少年・少女漫画にはこーゆー気概があまりない。

売れればオケー、じゃなけりゃすぐ打ち切る。


そう思いはじめてから青年誌ばっか読むように…
いや、そう思わずとも自然にそうなっていったな。


ああ、だから僕は雑誌って買わないんだな。
連載してる、って時点でその「間延び」させるか査定の対象になってる作品ばかりだから。



だから、見たこと聞いたことも無い作者の本をジャケ買いなどをして面白い本を発掘している。


最近金無いから全然してないけどね。これも石黒さん好きだから買ってるし。


久々ジャケ買いしようかな…もちろん巻数が付いていないやつを。
とりあえず週末のライブ終わってからだな。

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