先に短文を投稿しやすいThreadsに書いたらバズって3万件も見られていました。
今回はそれを綺麗に書き直して投稿します。
昨日7月4日、岡山大学病院6回目の受診。二次性徴が始まったことが確認されてから3ヶ月と8日が経過した今日、子供は二次性徴抑制剤を打つことが出来ました。
岡山大学病院の精神科、主治医の診察の時、子供は審査を通ったことに対し、大きな声で「ありがとうございます!」と言いました。
自分だけでなく会議で決定したことだと主治医は言いましたが。
そして、二次性徴抑制剤(リュープリン)についての説明を受けます。
副作用の説明やその他困ったことがあった場合のことについてなどです。
今後注射を打ってもらう県内の小児科は、主治医に言われましたように自分で調べていましたので、そこに岡山大学病院産婦人科から手紙を書き、それを持参することになりました。
そこは、思春期早発症の治療のために普段からリュープリンを使っているため、子供の使用に対してのケアが出来るという条件で選びました。何かあったら、主治医チームにも小児科にも相談できるというしっかりとしたサポート体制も安心です。
次は産婦人科で最終確認になりました。
ひなたは、
「1分1秒早く打ちたい!」と言ったので、準備をしてもらってから打つことになりました。
打ってもらうと本当に安心していました。
「羽が生えて宇宙まで飛んで行きそう!」とか言っていて、それだけ安心したのでしょう。もう、胸が出てきているということで自分の胸を殴り付けたり自傷行為をすることはなくなると思います。ひなたはまだ、ブレストバッドの状態なので、リュープリンの作用で、その中央のしこりのような胸の膨らみは分からなくなりそうです。保険がきかないので、お金はかなりかかりますが。
今日は注射代金に2万3千円かかりました。旅費は毎回約5万円です。今後は注射は地元で1月につき2万円弱で打てるものの、岡山で時々血液検査をすることになりました。
年間に2人くらいしかしない治療(思春期早発症には一般的に使われている薬だけど、性別不合としては少ない)ということで、今後の医療の調査研究に協力するという書類も書いてきました。
まずは3年近くこの二次性徴抑制でいったん二次性徴を止めて様子見ということになります。
まだまだ今後も大変なことはあるしお金もかかるけど、今落ち着いて安心しているひなたを見ると、受けて良かったと心から思えました。
P.S.質問がありましたので付け加えます。
Gnrhアゴニスト(性ホルモンの分泌を抑制する薬剤。作用の仕組みは調べると出ます。)として最も広く使用されているのがリュープリン、リュープロレリンとのことで、思春期早発症(小学校低学年以下で二次性徴が始まってしまう)の子供にも、そのリュープリン、リュープロレリンがよく使われています。それは一般的な治療法です。そのため、思春期早発症の治療をしている、使用経験の多い小児科に依頼することになりました。
性別不合の子に対しては「性別不合に関する診断と治療のガイドライン」には掲載されているものの、性別不合の子が許可を得るには、特定の大学病院か限られたクリニックに行くしかなく、それも長い道のりで、まだここ13年ほどで許可を得ることが出来たのは全国で200人にも満たない数です。
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Re:無題
AFAB (最初慌ててAMAB と書いてしまい失礼しました汗)は、生まれたときに女性と割り当てられたという意味で、Assigned FeMale At Birthの略です。
二次性徴抑制剤としてのリュープリン(Gnrh アゴニスト製剤)は、大人には使われないので、日本では1部の大学病院以外は、自由が丘MCクリニックとかかなあと。そこの「18歳未満のための二次性徴抑制療法」というページに書かれています。
ひなたの道(森羅)
2025-07-05 13:28:11
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