滋賀県米原市は1日、ひとり親世帯に支給される児童扶養手当の事務にミスがあり、110世帯に多く支給していたと発表した。市内の受給世帯198世帯の半数以上にあたる。
市によると、過払いした世帯のうち105世帯については、所得に応じて支給額を算出する際の係数に誤りがあった。昨年11月の制度改正が反映できておらず、今年1、3、5月の支給時に最も多い世帯で計1万550円を払いすぎていた。
このほか、公的年金の給付額を所得に含めなかったなどの誤りも見つかり、5世帯に最大34万4千円の過払いがあったという。
市は対象世帯に謝罪し、7月の支給時に過払い分を差し引くほか、次回支給がない世帯には返納を求める。「複数人による確認、検証で再発防止に努める」(子育て支援課)としている。