「クルド人が日本で暮らすことが困難に」 排斥デモの差し止め求めた団体代表、さいたま地裁で現状を訴える

2025年7月4日 06時00分 会員限定記事
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 クルド人排斥を訴えるデモを主催したとして日本クルド文化協会(埼玉県川口市)が神奈川県の男性にデモ差し止めなどを求めた訴訟の第2回口頭弁論が2日、さいたま地裁(真辺朋子裁判長)で開かれた。同協会代表のシカン・ワッカス氏が意見陳述。参院選でも各党が排外的主張を訴える中、裁判には市民からの注目が集まっており、傍聴席は初回に続き満員だった。

◆被告側主張「ヘイトスピーチはしていない」

 訴状によると、被告の渡辺賢一氏は2023年9月から「テロを支援するクルド協会はいらない」などの看板を掲げ協会周辺でデモを繰り返した。シカン氏は「デモを契機にクルド人への誹謗(ひぼう)中傷が急増した」と指摘。協会事務所の爆破予告メールが送られたり、子どもが「トルコに帰れ」といじめられたりしている状況を説明、「クルド人が日本で生活すること自体が困難になっている」と訴えた。

デモによる被害を訴えるシカン・ワッカス氏(左から2番目)=2日、さいたま市内で

 被告代理人の杉山程彦弁護士も意見陳述。「原告側弁護団は83人もいる。(クルド人が)真のマイノリティー(少数派)ならこれほど集まるはずなく裏があるはず」と主張。「デモの際、文化協会事務局長のチョーラク・ワッカス氏が...

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