📝Jun OKUNOはなぜ日本のJASRACではなく米国のBMIに登録しているのか🇯🇵
こなさんみんばんわ。Jun OKUNOです。
まずはじめに。そもそも、著作権管理団体に登録すべきか?
「JASRACかBMIか」という比較に入る前に、もっと根本的な問いがある。そもそも、著作権管理団体に作品を登録すべきか? という話だ。
DistroKidやTuneCoreなどを使えば、誰でも簡単にSpotifyなどのストリーミングサービスへ楽曲を配信できる。その時点で発生するのは「マスター(録音)に対する報酬」であり、これはディストリビューター経由で自動的に支払われる。
しかし、作詞作曲に対する「著作権使用料」は、著作権管理団体(PRO)に登録していなければ受け取ることができない。
つまり、たとえ再生されていたとしても、作家としての報酬はゼローいわゆる「再生され損」になっているケースもある。
とはいえ、「じゃあすぐ登録すべきか?」というと、それもまた早計だ。
著作権管理団体に作品を登録することで、保護される一方で、自由度が下がる可能性がある。 特にJASRACは「信託契約」方式で、登録した作品については原則として自由に使ったり許諾したりできなくなる。
たとえば:
自分のライブで自作曲を演奏しても、報告や手数料が必要な場合がある
他人に楽曲提供する場合にも、使用条件に制約がかかることがある
海外展開時の手続きが煩雑になる
Jun OKUNOの場合は、すべて英語詞・セルフプロデュースで、リスナーのほとんどは米国を中心とした日本国外に分布している。
このような活動構造を踏まえ、「今なら著作権管理団体に登録すべきフェーズに来た」と判断し、そこで「どこに登録すべきか?」を検討した。
以下では、その判断に至るまでの比較と背景を整理しておく。なぜJASRACではなくBMIなのか
Jun OKUNOは、米国の著作権管理団体 BMI(Broadcast Music, Inc.)に作家登録している(IPI: 551211224)。
いわゆる海外志向というより、活動のかたちを考えたときに、自然とそちらのほうがしっくりきた。 楽曲はすべて英語詞で、セルフプロデュース。リスナーの99%は日本ではなく海外、特に米国に集中している。 そうした状況をふまえると、国内の著作権管理制度よりも、BMIの方が運用面でも整合しやすかった。
もちろん、誰にとってもBMIが最適というわけではない。 制度そのものに何か特別なこだわりがあったわけではなく、今の自分の活動スタイルにとって、無理がない選択肢だったというのが実際のところ。
このnoteでは、JASRACではなくBMIを選んだ理由について、いくつかの観点から整理しておきたい。
リスナーの多くが海外(特に米国)
Spotifyなどのストリーミングサービスでのデータを見ると、Jun OKUNOのリスナーは米国に最も多く、次いでカナダやヨーロッパ圏が続く。日本は実は1%にも満たない。
そういった状況で、国内向けの管理団体を選ぶことにあまり意味を感じなかった。BMIはアメリカを中心とした仕組みで動いており、リスナーの分布と制度の範囲が重なっているほうが、理屈としても実務としても自然だと判断した。
楽曲がすべて英語詞で構成されている
Jun OKUNOの楽曲は、すべて英語で書かれている。英語圏の文脈やリスナーを前提にして制作している以上、著作権管理の面でも、国内向けの枠組みよりも国際的に連携された仕組みの方がフィットする。
BMIであれば、英語圏でのプロモーションや審査、各種申請なども無理なく通る。その点でもストレスが少ない。
信託ではなく「委託」形式が選べる
JASRACでは、著作権を包括的に信託する仕組みになっているため、使用にあたっての報告義務や制限が多くなりがち。 一方、BMIは非独占的な委託形式で、曲単位で管理できる。将来的に特定の楽曲だけ別の管理にしたいといった場面にも対応しやすい。
自分のライブで自作曲を演奏しても問題がない
JASRACでは、たとえ自作曲であっても、演奏権の使用料が発生するケースがある。 自主企画のイベントや、ライブハウスでの演奏など、柔軟に動きたい場面ではやや不自由さを感じるかもしれない。
その点、BMIでは自己演奏についての制限がない。使い方に応じて申請・報告の必要もなく、クリエイター自身が自由に使える状態が維持できる。
国際的に通用するIPI番号が発行される
BMIに登録すると、作家としてのIPI番号(International Performer Identifier)が付与される。Jun OKUNOの場合は「551211224」。
この番号はCISACを通じて各国の管理団体と連携されており、SpotifyやYouTubeといったグローバルプラットフォーム上でも、正式な著作権者として認識される基盤になる。
制度に縛られず、自分のリリース計画を組み立てられる
JASRACに登録すると、配信や演奏に関して都度の届出や報告が必要になることがある。 BMIではそうした運用上の手続きが不要で、登録後は基本的に自由に使える状態になる。
Jun OKUNOは、全曲セルフプロデュースで、隔週金曜に新曲をリリースしている。その活動ペースや内容に対して、制度の側からブレーキがかかることがない点は重要だった。
まとめ
JASRACを選ばなかったのは、制度や団体に対する拒否感からではない。
活動スタイル・制作言語・リスナー層・リリース設計など、いくつかの要素を組み合わせて考えたときに、BMIのほうが整合していた。
著作権管理の方法にも、ひとつの最適解があるわけではない。 自分がどういう形で音楽を届けたいのか、それに合った制度を選ぶのが自然だと思う。日本では事実上、JASRAC一択ではあるけれど、それに従う必要はないと思う。
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Jun OKUNOの楽曲に興味を持っていただいたなら、ガンガン聴いてやってくださいませ。


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