大手企業 夏のボーナス 平均99万848円 1981年以降で最高に

大手企業のことし夏のボーナスは従業員1人当たりの平均で99万848円と、去年より4万円余り増えて、今の方法で調査を始めた1981年以降で最高になりました。

経団連は従業員500人以上の大手企業107社のことし夏のボーナスを1次集計として取りまとめ、3日に発表しました。

それによりますと、従業員1人当たりの平均額は99万848円で、去年より4万1485円、率にして4.37%増えました。

増加は4年連続で、1次集計として今の方法で調査を始めた1981年以降で最高になりました。

業種別でみると、18業種のうち13業種がプラスとなり、増加率が高い順に
▽「化学」が28.99%
▽「造船」が11.01%などとなっています。

増加の主な要因について、経団連はボーナスの算定のもとになる月例賃金が引き上げられていることや、製造業を中心に好調な業績が反映されたことを挙げています。

経団連の新田秀司 労働政策本部長は「賃上げの勢いがボーナスでも確認でき、手応えを感じている。アメリカの関税措置の影響で先行きの不透明感は高まっているが、今後も賃上げの検討を呼びかけていきたい」と話しています。

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