著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<41>噛み合わない新婚生活 埋めがたいジェネレーションギャップ

公開日: 更新日:

 2018年の2月8日、野崎幸助さんと早貴被告は田辺市役所に婚姻届を提出した。だが、その翌朝に帰京した新妻は、3月が終わっても田辺に姿を現さなかった。「仕事の整理のため」と言っていたが、これもウソだったようだ。できるだけドン・ファンと一緒にいたくないということだったのだろう。

 そして4月になって彼女は田辺市内の自動車教習所に通い始めた。費用はもちろんドン・ファン持ちである。早貴被告にはこれといってやることはなく、ヒマだけはたっぷりとあった。おかげで20日ちょっとの短期間で免許を取ってしまった。

「一度も落ちませんでしたよ」

 早貴被告が自慢した。

「へえ、凄いじゃないか」

 私は大袈裟に驚いてみせた。

「そうや。早貴さんは天才やから」

 うれしそうにドン・ファンが目を細めた。

 私は4月下旬に田辺市を訪れていた。ネットニュース「現代ビジネス」のS編集長の求めに応じて、ドン・ファンの新婚生活についての記事を作るためだ。

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