不信任案可決の斎藤知事がテレビ番組に続々登場…それでも「コメンテーター転職」は厳しいワケ
パワハラや“おねだり疑惑”などを内部告発された兵庫県の斎藤元彦知事が関西圏を中心に、複数のテレビ番組に登場した。
9月20日夕方には『よんちゃんTV』(MBS放送)が収録された単独インタビューを放送。その夜には、『かんさい熱視線』(NHK)に生出演した。
しかしどれだけ民放の番組や生出演に登場しようが、斎藤知事の主張は日々の県庁での会見と全く変わらなかった。
「この人オウムですか?」
19日に斎藤氏に対する不信任決議案が全会一致で可決し、斎藤氏は辞職・失職か議会解散かの決断を迫られているが
「しっかり考える」
「任期の4年間をしっかりやっていく」
と無表情で淡々と答えるのみだった。
『よんちゃんTV』ではMBSの大吉洋平アナがインタビューを担当したが、放送後にスタジオコメンテーターで元TBS記者の武田一顯氏があきれ顔で
「あえて失礼なこと言うけど、“この人オウムですか?”。つまり同じことを繰り返し、繰り返し。一番聞きたいのは“進退どうするんだ”“議会解散するのか”ということ。そこについては何も答えない。政治的センスないし……」
と断じた。
だが一方でSNS上などでは“マスコミは斎藤知事をいじめるな!”という“擁護の声”が強くなってきていることも事実だ。