「テレビ局にも怒りの声が…」兵庫県・斎藤知事の“おねだり疑惑”続々でワイドショーは視聴率アップ!
件(くだん)のアンケートでは職員に対する、
「お前は“エレベーターのボタンも押せないのか”と怒鳴られた」
「知事からパソコンを投げつけられたことがある」
などのパワハラ疑惑も浮上している。
ただ、最も問題なのは“キックバック疑惑”だろう。
兵庫県明石市の前市長の泉房穂氏はXで、
《「カニや革ジャンの“おねだり”がどうした」というようなレベルの話ではない。「何億円もの“税金”が不当に支出されたのではないか」という疑惑があり、その疑惑に関して「告発者と担当者の2つの命が失われてしまった」という問題なのだ。マスコミの報道のあり方もズレているように思う……》
《“1億円”の予定だった「補助金」の額を急遽“4億円”に増額することと引き換えに、その増額の見返りとして「寄付金」としてキックバックさせたという疑惑。兵庫県知事がらみの案件ゆえ、兵庫県警の動きが遅いのであれば、大阪地検特捜部が動くという選択肢もある……》
と巨額の税金が不当に使われたことへの疑惑が最も重いと指摘。さらに知事のリコールは非常にハードルが高いこともあり、兵庫県議会が不信任決議に踏み切るべきと提言している。
一方、この騒動を“複雑な思い”で報じているのがテレビ局だ。
「視聴者は斎藤知事に非常に怒っていて、番組を見てテレビ局に電話やメールで持論を展開してくる人もいます。おそらく兵庫県庁にはこちらの比にならないくらいのクレームが来ているでしょう。連日放送しているため、コメンテーターの話す内容が似通ってきて困っているのですが、斎藤知事の話題は高視聴率をたたき出す。コア視聴率で0.5から1%くらいはコンスタントに上がるのです。スタッフとしては食傷気味なのですが、毎回数字が取れるのでしつこく放送しています」(ワイドショー関係者)
「辞任するべき」と考える人が多いなか、辞められたらそれはそれで残念に思う業界もある、ということか。
8月30日には斎藤知事本人が百条委員会で証人尋問にかけられる。果たして何を語るのか――。
- PHOTO:アフロスポーツ
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