【県議が衝撃証言】「知事は傀儡だった」兵庫・斎藤知事のバックにいた「疑惑の黒幕」へ集まる痛烈批判

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ある県議は「片山副知事も追及されるだろう」と語気を強めた。

「注目されている疑惑が二つあります。阪神とオリックスの優勝パレード開催のための寄付が集まらず、地元の信用金庫に補助金を増額してそれをキックバックさせた疑惑と、県補助金の減額をちらつかせて関係団体を脅して購入させたという疑惑です。すでに兵庫県警の捜査2課が捜査をしているとも聞いている。県内企業からコーヒーメーカーを受け取った県産業労働部長が、県警から任意聴取を受けていることも明らかになっています。正直、斎藤知事に実行力や調整能力があるとは考えづらく、本丸はあくまで片山副知事ではないか。副知事が辞任して終わり、とはなりませんよ」

A氏の作成した告発文の優勝パレードに関する記述にも、片山副知事の名前が記されている
A氏の作成した告発文の優勝パレードに関する記述にも、片山副知事の名前が記されている

百条委員会では斎藤知事を含め、片山元副知事に総務部長、産業労働部長らの証人出頭が実施される。

8月までには県職員のアンケート結果が集まり、随時検証される予定だったが、職員の負担を考慮し、8月上旬に開催予定だったパワハラ事案に伴う職員などへの証人尋問は伸びたという。その背景には、こんな事情があった。

「維新の会派から『県職員全体へのアンケート結果は匿名を許可すべきではない』との発言があったのです。結果的に匿名になりましたが、外郭団体も含めた7000人相当のアンケートの取り方については相当、議論がなされた。特に職員への心的な不安を取り除くため、また早期の事実解明を目的に、県の職員は弁護士同席のもと出頭することも争議されました。そもそも、匿名を認めないという発言が出たり、弁護士同席を検討したりするほど職員を守らねばならない状況にあること自体が、兵庫県政の異常さを表している」(県議会関係者)

百条委員会は約11回開催された後、年内を目処に調査報告書の取りまとめがなされる見込みだ。