【対話はしません】元局長が死亡で混乱の兵庫県・斎藤知事が言い放った「異例の答弁」の中身

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斎藤知事のパワハラ疑惑について告発する文書
斎藤知事のパワハラ疑惑について告発する文書

既に県の一部では在宅勤務などで、職員の出勤率を4割に引き下げる取り組みも実施されている。しかし西播磨の市政関係者は、「本庁との連絡がスムーズでないため、既に業務上で支障を感じることもある。近接他市でも同じような懸念する声が聞こえてきています」と眉をひそめる。

斎藤県政では立ち行かない―。A氏が告発に至った背景には県庁の機能不全に対する不安もあったのだ。

A氏の死後に行われた会見で、斎藤知事はメディアから厳しく追及されたが、「県政を前に進めることが私の責任の果たし方だ」と辞任を否定している。

自民党と維新の会の相乗りで当選を果たした斎藤知事に対しては、自民党県連会長の末松信介参院議員(68)までもが「知事には大きな正しい決断をしていただきたい」と事実上の辞任要求を行っている。

維新の会の創始者である橋下徹氏(55)も情報番組『旬感LIVE とれたてっ!』(関西テレビ)に出演した際、こう苦言を呈した。

「斎藤知事は部下に対していきなり『嘘八百』とメディアを通じて公言したわけですよ。それが嘘八百ではなかったんです。そのことで、因果関係がどうかは別としても、一人の職員が亡くなったというこの事実だけで、僕は組織のトップは辞めないといけないと思います。(中略)県政を立て直すためとかそうじゃなくて、事実関係を明らかにして、明らかになった段階で僕は辞めるべきだと思いますけどね」

まさに四面楚歌の斎藤知事。だが、一方で「県政の混乱は斎藤知事の問題だけではない」と怒りを隠さない県政関係者もいる。

後編記事『【県議が衝撃証言】「知事は傀儡だった」兵庫・斎藤知事のバックについていた「疑惑の黒幕」へ集まる痛烈批判』では、兵庫県政の混乱を招いたとされる「根本的な原因」について詳報する。

  • PHOTO共同通信社

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