【演説全文】立民 野田氏 “責任ある減税を果たす”

第27回参議院選挙が3日、公示されました。

立憲民主党の野田代表は、宮崎県国富町で「物価高から、あなたを守り抜く。最も大きな要因となっているのはコメの値上がりだ。コメ離れも心配だが、作っている人たちが離農をするような状況になったら日本の食料安全保障を確保することはできない。もっと農業人口が増えるようにするための予算を10倍にしたい。食料品にかかる消費税は8%から0%にしようと思う。財源はしっかりと提示しており責任ある減税を果たしていきたい」と訴えました。

演説の内容を全文でお伝えします。

※原則、発言内容をそのまま掲載しています。ただし、個別の候補者の名前などは無音や伏字「****」にしています。

【動画】演説の動画全編はこちらから

【演説全文】

国富の皆さん、おはようございます。

「物価高から、あなたを守り抜く」。

立憲民主党代表の野田佳彦です。

今日から17日間の熱い長い戦いが始まります。

その第一声を宮崎県選挙区、特にこの国富から始めることを決断をいたしました。

来て良かったなと思います。

田畑が広がり、緑豊かで、住所を見たら、ここ大字じゃないですか。

この国富から、日本を変えよう。

石破政権を倒しにいこう。

こういう思いを今改めて、皆さんと確認をしたいというふうに思います。

なぜ宮崎県を第一声で選んだのか、そこから始めなければならないと思います。

今、この後、物価の話をしますけれども、物価高の最も大きな要因となっているのは、コメの値上がりでありました。

去年の2倍となりました。

このコメの問題を語るにあたって、令和のコメ騒動の震源地は、この宮崎県ではありませんか。

いろいろ申し上げませんが、震源地は宮崎県ではありませんか。

加えて、忘れてはいけません。

忘れてはいけません。

いわゆる「裏金」の問題はまだ解明できていないし、こうした不祥事を起こさないための政治資金規正法改正も、まだ結論は出ていませんね。

東京都議選でも大きな争点になりましたけれども、今回の自民党のライバルの、いわゆる「裏金作り」に関わった、まさに当事者ではありませんか。

そのペナルティーを与えるためにも、私はこの宮崎県から、まずスタートしなければいけないと思ったんです。

32、1人区あります。

この1人区でどれだけわれわれが議席を取れるかどうかで、勝負は決まると思っています。

ちなみに3年前は、1人区で勝てたのは青森と長野だけでした。

それだけ自民党がものすごい強いところです。

保守の岩盤が厚いところです。

でも今回、事前の調査をやってみると、一番1人区で勝負になっているのは、この宮崎県の****なんです。

だから、この宮崎からうねりを起こして、西から日本全国に攻勢を強めていきたいと思っているのです。

宮崎スタート。

この後、大分行く。

福岡行く。

佐賀も行く。

熊本も行く。

そして鹿児島も行く。

沖縄もいつか行くでしょう。

この宮崎からドミノ倒しを始めて、九州から日本を変えていこうではありませんか、皆さん。

まず農政からお話しなければいけないというふうに思います。

前農水大臣のときには、コメがうんと上がってしまって、いわゆる備蓄米の放出も入札でやりましたけども、効果ありませんでした。

むしろ高くなってしまった。

そして「コメは売るほどある」とお話をされて、事実上更迭をされましたね。

その後に小泉さんが大臣になりました。

今回は随意契約によって、備蓄米を放出するようになり、一定の効果は出つつあるように思います。

ただ、根拠法がはっきりしない。

何で米が上がったのか、今関係閣僚会議を開いて検証してますね。

検証する前に始めたから、スピード感があるというよりも、もう備蓄制度がどうなるんだろうか。

備蓄米が足りなくなってきたら今度は輸入米に頼ろうとしている。

スピード感があるようだけど、私からすれば、行き当たりばったり感のほうが強いと思っています。

その行き当たりばったりに困っているのは、生産をする皆さんじゃありませんか、皆さん。

これでは安心できませんよね。

消費者にとっては、コメの値段は安ければ安いほどいいでしょう。

コメ離れを考えるならば、できるだけ安くする方向性というのは、今は努力しなければいけないと思います。

でもコメ離れも心配だけれども、作っている人たちが離農をするような状況になったら、日本の食料安全保障なんて確保することできないんじゃありませんか、今。

それに対する配慮があまりにも私はなさすぎると思っています。

農政の基本は、価格はこれは市場で決まる。

でも農業に勤しんでいる皆さんの所得は政策で決める。

そういう流れを作っていかなければいけないと私は思っています。

かつて農業者の戸別所得補償制度を、われわれが政権を預かっているときに実現をしたことがありました。

これを評価する人はあちこちにいらっしゃいますね。

もう1回復活してくれと。

私どもは今回、それを単に復活するのではなくて、むしろバージョンアップして、食料確保と農地維持のための直接支払い制度を導入することを決断をさせていただきました。

例えば農地、田んぼの場合だったら10アールあたり2万3000円。

畑だったら10アールあたり1万5000円、そしてさらには中山間地やあるいは多面的な機能を持っているようなところには加算をしていく。

こうした、いわゆる略称で「食農支払制度」というものを導入しようと思っています。

どんな状況でも農地が維持されて、そして農地が維持されることによって農業者も減らない。

そこがまず農政改革の、抜本改革の基本じゃありませんか、皆さん。

ぜひそれを作らさせていただきたいと思うんです。

農業の基盤は、農地と農業者の数だとわれわれは思います。

農地は減らさない。

減らさない。

維持をするために直接支払いをする、そして農業者は減らさないどころか、新規就農にもっと力を入れて、もっと農業人口が増えるように、われわれは予算を10倍にしたいと思っています。

新規就農支援、これまでは対象が49歳以下でした。

49歳以下じゃこれ狭すぎませんか、的が。

都市部でも農業やりたいという人いっぱいいます。

50代、60代いますよ。

いっぱい元気な人が。

そういう人にもチャンスを作るために、65歳以下まで年齢要件引き上げました。

など若い人がチャレンジする場合、ご夫婦で農地をまさに耕して仕事しようと思っている人たちいるならば、加算はしていこうと思っています。

思いきって増やそうと思っています。

これで農地のまさに着目をした直接支払いと今申し上げたような農業者を増やすための施策で、これは1兆円以上のお金がかかります。

かかるけど考えてみてください。

一番農林水産予算がついたのは1982年なんです。

1982年のことをご存じの年代の方ばっかりだと思います。

ばっかりだと思います。

1982年当時って農林水産予算は3兆7000億あったんですよ。

防衛予算が4兆数億だから、あんまり変わんなかったんですよね。

防衛予算今どうですか、倍ですよ。

4兆数千億から9兆台に乗ってきた。

倍ですよ、右肩上がり。

食料安全保障の大事な基盤となる農林水産予算どうなんですか、3兆7000億から右肩下がりで今2兆2000億じゃありませんか。

少なすぎるでしょう。

右肩下がりですよ、食料安全保障をしなければいけないのに。

予算が減れば農地が減る。

予算が減れば農業者が減る。

当たり前じゃありませんか。

その流れを変えていこうじゃありませんか。

それができるのは今回は立憲民主党だと私は思っています。

是非皆様、確信を持ってどうぞご支援をいただきますように****この名前覚えていただいて、しっかりと農業のためにもご支援をいただけますようにお願い申し上げたいと思います。

物価高はコメだけではありませんね。

食料品全体が4月だけで4000品目上がりました。

7月入りましたね。

7月でカレーのルーとかね、調味料とかどんどんあがって、今度は7月だけで2105品目です。

1年間で2万品目も値上げがされようとしているんです。

コメ以外もみんな高いと皆さん思いませんか、食料品。

高すぎですよね。

でも何にもやってないですよね、石破政権。

無策でしょ。

われわれは食料品にかかる消費税を今8%かかっていますが、ゼロ%にしようと思います。

8からゼロになればコメだけではなくて、その他の食料品も安くなりますね。

これ物価高対策として有効だと思いませんか、皆さん。

赤字国債を発行しません、財源はしっかりと提示しています。

しっかりと提示をしながら責任ある減税を果たしていきたいと思います。

それからもう1つ忘れちゃいけないのは、ガソリン税です。

国富で暮らしている皆さんは、普段、生活する上で車は欠かすことできないんじゃないんですか。

ここ電車通ってませんもんね。

車ないと生きていけませんよね。

仕事行くのにも買い物行くのにも、病院行くのにも、介護施設に行くのにも、車がなかったら生活できないんじゃないんでしょうか。

これは地方ほど深刻です。

地方では一家に1台じゃ車足りないんですよね。

1人1台ないとやっていけない。

そのときに、そのときに、1974年にガソリン税、これは本則はですね1リットル28.7円なんです、1リットル。

そこに暫定税率という形で25.1円プラスしたんですね。

田中角栄さんのときです。

51年前です。

道路整備のときにガソリン税が必要だ。

足りないから暫定税率で当分の間、道路整備を加速しようということだったんです。

51年前の判断は正しいと思いますよ。

でも物価高のときにいつまで暫定を続けるんですか。

51年も暫定続けるんですか。

当分の間って51年ですか。

おかしいと思いませんか。

また1リットル175円まで上がってきましたね。

政府は業者に補助金を出して下げていこうとしている。

効果ないじゃないですか。

だったらば、1リットル25円ということは、40リットル給油すると1000円安くなるんです。

これ物価高対策として有効だとは思いませんか、皆さん。

皆さんが車使うときだけじゃありません。

流通コスト下がるから、ほかの物品の値下げにもつながっていくと思いますよ。

ぜひこれやらせてください。

衆議院では、これね、この法案を通すことができたんです。

参議院はまだ、いまだに自民党だらけで、公明党だらけで、反対されて採決できませんでした。

今回、****に議席を与えていただくならば、臨時国会召集されたならば、この法案を全力で通し実現をしたいと思ってますので、お力をいただきますようにお願いを申し上げたいと思います。

だんだん調子が出てまいりましたけども、早く候補者が「マイク回せ」と気合いが入ってますから、そろそろ最後にしたいと思うんですが、ここは私はちょっと資料で調べて、事前から県連からも聞きましたけれども、80年ほど前には飛行場があったそうですよね。

で、陸軍の飛行学校として位置づけられて、そして操縦訓練をする若者たちがたくさんいて、ここから巣立って戦地に飛び立った若者、戻ってこられなかった若者もたくさんいると思います。

この80年前あったことを、今、日本人もそしてアメリカの大統領も忘れてきてるんじゃありませんか、皆さん。

自民党の参議院議員が5月に、まさに沖縄の県民の感情を逆なでするような、事実に基づかない暴言を言いましたね、反省しているとは思えませんね。

80年前のことを風化させてはいけないと思います。

トランプ大統領、何と言いましたか。

イランの核施設を攻撃した。

その正当性を訴えるために、広島、長崎の原爆投下を引用しましたね。

厳しく日本は抗議すべきじゃありませんか。

80年前あったことを、日本人も忘れちゃいけない。

そして相手であったアメリカもどれだけ悲惨なことが起こったかを記憶に刻まなければいけない。

私は思います。

平和創造外交するためにも、われわれ立憲民主党にお力添えを賜りますようにお願い申し上げて、そして何といっても即戦力で働けるジャーナリストとして現地、現場に行き、県議として課題解決のためにも、まさにこれまで奮闘してきた。

それを国政で今度は生かそうとしている*****、*****、*****へ、ご支援いただきますように心からお願い申し上げて、私、野田佳彦のお訴えとさせていただきます。

ありがとうございました。

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