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兵庫知事選で展開された想定外の「アンフェア」 どうする2馬力選挙

兵庫県知事選での再選を決め、支持者らと喜ぶ斎藤元彦氏(中央)=神戸市中央区で2024年11月17日午後10時47分、北村隆夫撮影
兵庫県知事選での再選を決め、支持者らと喜ぶ斎藤元彦氏(中央)=神戸市中央区で2024年11月17日午後10時47分、北村隆夫撮影

 「どうやって戦えばよかったのか」

 2024年11月の兵庫県知事選。ある陣営関係者は「2馬力」選挙のアンフェアを思い知った。

 パワハラなどの疑惑を内部告発された斎藤元彦知事。県議会からの不信任決議を受け、失職したことで知事選となった。

 いつもの選挙戦とは違う光景が続いた。

 斎藤氏が街頭演説を終えると、同じ場所にある候補者が現れる。

 「斎藤氏にプラスになるような運動をする」。こう宣言して立候補した政治団体「NHK党」党首の立花孝志氏(57)だ。

「ウィンウィンの関係」

 「(告発者は)犯罪をしていた」などとする主張を重ね、斎藤氏を「応援」する選挙戦を展開していた。

 「斎藤氏は政策を、立花氏はくすんだ話を訴える。ウィンウィンの関係だった」

 津久井進弁護士(56)にはそう見えた。同じく知事選に立候補した前同県尼崎市長の稲村和美氏(52)の後援会で世話人を務めていた。

 稲村陣営は「有権者との対話しかない」と支持を訴えた。ただ、交流サイト(SNS)には真偽不明の情報や中傷が飛び交い、劣勢の…

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