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これを読んでいる諸君。情報理論という学問は知っているだろうか。そう、かの情報理論の父と呼ばれるクロード・シャノンが1948年に出した論文『通信の数学的理論』を起源とする学問である。その論文において、シャノンは英語の各アルファベットの出現頻度を求め情報理論における「エントロピー」を計算したのである。ここで着目すべきなのは、英語のアルファベットの出現頻度を求めたことである。我々が使う言語であっても、文字ごとに出やすいもの・出にくいものがあるのだ。
しかし、文字の出やすさがあるとはいえど、それが常に一定とは限らないのは想像に難くないだろう。例えば、英語においてはEが来れば次は結構な確率でRが続くが、Zが続くというのは滅多にないだろう。これを応用したものが、マルコフ連鎖である。マルコフ連鎖とは、現時点である状態にあるとき、次の時点で何の状態に移行するかが確率によって定められたシステムのことである。「今日は雨が降ったから明日は晴れるに違いない」という考え方はマルコフ連鎖のいい例だろう。さて、このマルコフ連鎖が我々の使う言語を扱ったとすると、どうなるだろうか?
もっと具体的に言えば、ある解読方法が知られていない暗号があるとき、それはひょっとすると文字の表れている頻度や文字の前後関係によって、元の文字を比定できるのではないだろうか?
我々は今、これまでの常識が通用しない世界にいる。だが、その世界にあってもーーーー
これまでに我々が獲得してきた知見があれば、一歩先に踏み出せるのではないだろうか。
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