大阪の准看護師 遺体、宅配便で搬出 行方不明直後に
大阪市西成区の准看護師、岡田里香さん(29)が遺体で発見された事件で、3月下旬に岡田さんの自宅から遺体とみられる荷物が宅配便で搬出されていたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。送り先は中国へ出国した元同級生の日系ブラジル人の女らが住む東京都内のマンションだった。
大阪府警は26日午前、岡田さんに対する死体遺棄容疑で元同級生らの都内のマンションの家宅捜索を始めた。
捜査関係者によると、21日に東京都八王子市のトランクルームで確認された遺体は段ボールでくるまれ、中に緩衝材が入っていた。さらにその上からビニールシートが巻かれていた。
段ボールには宅配便の伝票が貼られており、送り先は、岡田さん名義の旅券を使って中国・上海へ渡った元同級生の日系ブラジル人の女と、元中国人留学生の女が同居していた同市のマンションだった。品名欄には「人形」と書かれ、送り主名は岡田さんになっていた。
宅配便は岡田さんを名乗る女性が3月23日に申し込み、翌24日に自宅から搬出された。岡田さんは3月21日に勤務先の病院を出たのを最後に行方不明となっている。遺体が見つかったトランクルームの契約は岡田さん名義で4月中旬に申し込まれていた。