参院選が3日、公示された。20日に投開票されるこの選挙の意義を考えてみた。
◆「一強」時代の終わり 国会は期待に応えたのか
次の首相を選ぶ衆院選に対し、参院選は政権与党の中間評価と言われてきた。衆院選よりも格落ちするイメージがついてまわるが、衆院が少数与党の今回は石破政権の存続をかけた事実上の政権選択選挙となる。
昨秋の衆院選で、自民、公明の与党は少数に追い込まれた。予算も法律も、野党のどこかが賛成しないと成立させられなくなった。安倍政権以降の自民党が議員の数におごり、どんな法案でも成立させてきた「一強」時代は終わり、国会は「熟議」の場に変わることが期待された。
6月までの通常国会はその期待に応えただろうか。
◆たなざらし、先送り… 「熟議」への甘え
年収の壁、高校授業料無償化、年金制度改革…。...
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