今回の参院選は「事実上の政権選択」 暮らしの危機、政治とカネ… 「熟議の場」の意味を問う 政治部長・関口克己

2025年7月3日 12時00分 有料会員限定記事
0

記事をマイページに保存し、『あとで読む』ことができます。ご利用には会員登録が必要です。

 参院選が3日、公示された。20日に投開票されるこの選挙の意義を考えてみた。

◆「一強」時代の終わり 国会は期待に応えたのか

 次の首相を選ぶ衆院選に対し、参院選は政権与党の中間評価と言われてきた。衆院選よりも格落ちするイメージがついてまわるが、衆院が少数与党の今回は石破政権の存続をかけた事実上の政権選択選挙となる。

参議院側から見た国会議事堂

 昨秋の衆院選で、自民、公明の与党は少数に追い込まれた。予算も法律も、野党のどこかが賛成しないと成立させられなくなった。安倍政権以降の自民党が議員の数におごり、どんな法案でも成立させてきた「一強」時代は終わり、国会は「熟議」の場に変わることが期待された。
 6月までの通常国会はその期待に応えただろうか。

◆たなざらし、先送り… 「熟議」への甘え

 年収の壁、高校授業料無償化、年金制度改革…。...

残り 445/796 文字

この記事は会員限定です。

有料会員に登録すると
会員向け記事が読み放題
記事にコメントが書ける
紙面ビューアーが読める(プレミアム会員)

※宅配(紙)をご購読されている方は、お得な宅配プレミアムプラン(紙の購読料+300円)がオススメです。

会員登録について詳しく見る

よくある質問はこちら

記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。

記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。

記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。

記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。

カテゴリーをフォローする

  • 『カテゴリーをフォロー』すると、マイページでまとめて記事を読むことができます。会員の方のみご利用いただけます。

  • 『カテゴリーをフォロー』すると、マイページでまとめて記事を読むことができます。会員の方のみご利用いただけます。

コメントを書く

ユーザー
コメント機能利用規約

    みんなのコメント0件


おすすめ情報

参院選 総合の新着

記事一覧