合成麻薬フェンタニル 疑わしい取り引き 行政に届け出を

過剰摂取による死亡がアメリカで社会問題になっている合成麻薬の「フェンタニル」について、厚生労働省は都道府県などに対し、原料となる物質を取り扱う事業者が疑わしい取り引きを確認した場合は、積極的に行政に届け出ることを指導するよう通知しました。

フェンタニルはがんの痛みをやわらげるなどの治療に使われる合成麻薬の鎮痛剤で、アメリカでは密造されたものが流入して違法に売買され、中毒や過剰摂取による死亡などが相次ぎ社会問題となっています。

こうした中、厚生労働省は1日までに全国の都道府県などに対し、フェンタニルの原料を取り扱う事業者への指導を通知しました。

具体的には原料の製造や輸出入などを行う事業者が、取り引きの過程などで、原料が法律で禁止された麻薬などの製造に使われる疑いがあると判断した場合は、国や自治体に積極的に届け出ることの徹底や、必要に応じて原料を取り扱う事業者への立入検査を行うことを求めています。

厚生労働省は「フェンタニルの原料の適切な取り扱いについて改めて周知することで、不正な流通の防止を徹底したい」としています。

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