同じ女子生徒に約10か月 痴漢繰り返したか 会社員の男逮捕

通学途中の女子高校生に電車内で性的暴行をしたとして、38歳の会社員が逮捕され、警視庁は同じ女子生徒に対し、およそ10か月にわたって痴漢を繰り返していたとみて調べています。

逮捕されたのは、千葉県市川市の会社員、細矢武志容疑者(38)です。

警視庁によりますと、6月12日の朝、東京メトロ・東西線の電車内で通学途中の女子高校生に性的暴行を加えた疑いがもたれています。

6月18日に電車内で同じ女子生徒の体を触ったとして都の迷惑防止条例違反の疑いでその場で逮捕され、その後、起訴されていました。

女子生徒が「2024年8月から同じ人に週に2、3回痴漢されている。電車を乗り換える際にもついてこられて怖い」と警察に相談し、警戒にあたっていた捜査員が取り押さえたということです。

調べに対し、細矢容疑者は容疑を認め、「好みのタイプだったので何度もやった。仕事が休みの日にも電車に乗って痴漢した」などと供述しているということで、警視庁は、およそ10か月にわたって痴漢を繰り返していたとみて調べてます。

警視庁によりますと去年1年間に都内で検挙された痴漢725件のうち、7割以上が電車内や駅の構内で発生していますが、被害に遭った人が恐怖心などから助けを求められないケースも多いということです。

警視庁は、声を出さなくても周囲に助けを求められるスマホアプリ、「DigiPolice」を利用したり、被害に遭っている人を見かけた際には、勇気を持って手を差し伸べたりしてほしいと呼びかけています。

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