アメリカがウクライナへの兵器の輸送を一部停止したとの報道を受け、ウクライナ外務省はアメリカの臨時代理大使を呼び、兵器の供給継続を要請しました。

アメリカのニュースサイト「ポリティコ」は1日、国防総省がウクライナへの防空ミサイルや精密誘導弾など、一部の兵器の輸送を停止したと伝えました。アメリカの兵器の在庫が急激に減少していることを受けた措置だとしています。

これに対し、ウクライナ外務省は2日、アメリカの臨時代理大使を外務省に呼び、兵器供給の継続を要請したと明らかにしました。ウクライナ側は「防衛支援が遅れれば、侵略者による戦争とテロの継続を助長することになる」と懸念を示したということです。

ウクライナへの軍事支援をめぐっては、トランプ大統領が先月25日、ゼレンスキー大統領との会談後に、防空システム「パトリオット」の供与を検討する考えを示しつつ、「非常に入手が難しく我々も必要としている」などと話していました。