米名門大、トランスジェンダー選手の記録剝奪 政府は支援金再開
【ニューヨーク=溝渕美香】米ペンシルベニア大学は1日、2022年に卒業したトランスジェンダー(出生時の性別と自認する性が異なる)の競泳選手、リア・トーマス氏の大会記録を剝奪したと発表した。トランプ米政権からトランスジェンダー選手について批判を受けたことを踏まえた措置で、同大は2日に1億7500万ドル(約251億円)の政府補助金の凍結を解除された。
ペンシルベニア大学はトーマス氏と競争して不利と感...
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(更新)- 村上芽日本総合研究所創発戦略センター チーフスペシャリストひとこと解説
トランスジェンダーの選手が女子競技に参加することが「平等」なのかどうかという議論と、政府からの補助金の話を別に考えるべきです。仮に、不平等だと訴えた選手16名が訴訟をして損害賠償を得たとしても、記事中にある、凍結から解除されたという補助金251億円にもなるでしょうか。また、この補助金は具体的な不利益を被ったとする16名に対するものではなく、本来、その他大勢の選手を含む学生が便益を得られるものだったはず。懲罰のように補助金を加減するのは筋が違います。
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(更新)
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