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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

オートバイ探し

2025年07月03日 | open



オートバイ探しというのは
結構大変だ。
特に中古車や旧車は。
自分の狙った機種の欲しい
年式の物で、かつ良質車両
を探すというのは簡単な事
ではない。
新車の新型も人気車種は2年
待ちはざらというような時
代なので、現代は二輪車自
体がど
れでも簡単に入手で
きると
いう情勢にはない。
かといって、のんびり探し
ていると、いつまでも希望
機種を得る事はできない。
つまり、当分乗り出しがで
きない。乗れるのがいつに
なるかも分からない。

せわしないよね。
なんだか株相場に首突っ込
んで市場動向と常に睨めっ
こ、みたいで。

ただ、オートバイ選びの時、
あまり個体に極度の思い入
れはしないほうが私はいい
と思う。
ネット販売情報や実店舗で
該当車両を見
つけて「これ
にしよう。こ
れしかない」
と思い入れて
も、それが他
の人に先に買
われてしまっ
たり、他の要因で乗り出し
困難等で自
分が購入できな
い事態が突
然やってきたら、
かなり落
胆すると思う。私
も何度か
経験して来た。

そうした不安要素が無いの
が新車購入なのだが、新車
購入には三つの不確定要素
がある。
一つは、どのような車であ
るのか、世間に不具合が出
きって改
良(実は二輪も四
輪もこれ
がものすごく多い)
を経た
タイムプルーフが成
立した
車両ではない、とい
う点。これは新車新品まっ
さら車の最大のネックだ。
新製品が常に「最良」では

ないのは自動車界の常識だ。
これはレーシングマシンで

も一般公道市販車でも。
新型車は出てからしばらく
経ってから不具合改良され
た機種のほうが断然信頼度
数が高いのだ。ロングラン
製品などでは「最終バージ
ョン」などが一番完成度が
高い。

次に挙げられる不確定要素
は、現代新型車はあまりに
もデバイスが多種にわたり
搭載されているため、かつ
ての電子制御主軸ではない
オートバイとは別物である、
とい
う点。
これは、昔のオール
ドライ
ク(といってもほん
の少し
前)の二輪車の乗り
味、吹
け味、走行性格など
を好ん
で求める人には向か
ない。
となると、向かうのは当然
昔の車(廃番中古車もしく
は旧車)となる。現代新型
では求めるものが満たされ
ないという現実があるから
だ。

最後の不確定要素としては
新車の納期の問題がある。
中古車は物件があれば即そ
れを購入決めする事ができ
る。状態も現物からよく判
る。

しかし、現代新車二輪のう
ち、極めて人気車種は現代
ではメーカーは二輪ブーム
の時のように増産体制を採
らないので、需要と供給の
バランスが大きく崩れて、
長期入
手待ちとなる。
そうした市場状況を見て、
新車販売価格にプレミア
割増しをつけて売りさばく
業者も非常に多い。
希少機種の人気中古車でな
く、新車にそ
のような事を
する。

法律で禁止されているダフ
屋行為のようなものだが、
現在では公的機関を以てし
ても取締りようもなく、放
状態で市場は荒れ放題だ。

新車にはそれらのネガ材料
がある。

新車が良いのは、「製造不具
合が無ければ、しばらくは
れない」という一点が突
した利点だろう。
新車なので疵もない。瑕疵
ある場合は、メーカーもし
くは販売店が担保責任を持
つ。
新車にはそうした利点があ
る。
しかし、自分が好きで望む
機種が廃番になってしまっ
たならば、当然中古車しか
なくなる。選択肢は中古車
選び独自の注意事項を踏ま
える必要が出て来る。

オートバイ探しは難しい。
一筋縄ではいかない。


 
 
 

 

 


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