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ウクライナ侵攻

ロシアのウクライナ侵攻から3年。現場では今、何が起こっているのでしょうか。トランプ米大統領が意欲を示す停戦の行方はーー。

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米、ウクライナへの一部兵器の供給停止 在庫が急減に減少 米報道

対空砲を準備するウクライナ兵=ウクライナ東部ハリコフ州で2025年6月1日、ロイター 拡大
対空砲を準備するウクライナ兵=ウクライナ東部ハリコフ州で2025年6月1日、ロイター

 米政治メディア「ポリティコ」は1日、複数の関係者の話として、米国防総省がロシアの侵攻を受けるウクライナに対する防空ミサイルなどの一部兵器の供給を停止したと報じた。米軍の在庫が急激に減少したための措置という。供給停止が続けば、ウクライナの防衛力が低下する懸念がある。

 ポリティコによると、供給停止となった兵器は防空システム「パトリオット」用のミサイル、精密誘導弾、F16戦闘機に搭載する空対地ミサイルなど。バイデン前政権下で供給が決定されていた。コルビー国防次官が主導して供給停止を決めたという。米ホワイトハウスは「米国の利益を最重視し、国防総省の報告を受けて決定した」とコメントした。

 ウクライナは最近、ロシアから大規模なドローン攻撃を連日のように受けており、防空ミサイルの供給が滞れば打撃となる。ウクライナのゼレンスキー大統領は6月25日、オランダ・ハーグであった北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせてトランプ米大統領と会談し、パトリオットの追加供与などを含む支援の継続を訴えていた。【ベルリン五十嵐朋子】

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