法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

支援団体Colaboではなく東京都の判断に問題があったのではないかと提起したのに、反論として住民訴訟で東京都の答弁に問題があると主張された謎

補助金の返還をせまられた支援団体日本駆け込み寺が、別の支援団体Colaboのバッシングに加担していたのは忘れられているの? - 法華狼の日記

preciar 「山口組からシマを奪った住吉会がやり過ぎて捕まった。やはり山口組に任せるべきだった」みたいなことほざいてる奴等、少しは二元論しか展開できない自分の頭の悪さを自覚して欲しい

 より良い変更が模索された結果として、ふたたびColaboが事業に参加できないのであればそれはそれでいい。しかし、補助金返還も不要で他団体と大差ない会計ミスが見つかった問題と、支援対象者にコカインをつかって性行為をはたらいた疑惑が同じくらいの問題という考えで活動を見直すべきだとは思えない。

 上記エントリで言及したid:preciar氏がはてなブックマークで反応していたのだが、意図がよくわからない。
[B! 社会] 補助金の返還をせまられた支援団体日本駆け込み寺が、別の支援団体Colaboのバッシングに加担していたのは忘れられているの? - 法華狼の日記

preciar 都が滅茶苦茶な答弁と酷い資料出しを繰り返してる住民訴訟の経過を見てないのか、見ても理解できる知能が無いのか... まあ、こいつに関しちゃ両方だろうな

 エントリタイトルで書いたように東京都に問題があるというだけでは、むしろ私の主張の傍証にすらなると思うのだが。


 一方で暇空茜こと暇な空白氏がおこなっている住民訴訟はいくつか結果が出つつあるわけだが、はてなブックマークid:aircatman氏が言及しているように、6月25日に暇な空白氏が敗北したばかり。

aircatman みなさんお待ちかねの公金の話("本筋"!!)の結果が出始めてますよ。住民訴訟の経過の"実際"を見てみましょう。https://note.com/minahoken/n/n4c73fae8d689

 一応、裁判に負けたとしても裁判所に認定された内容によっては一定の目的を達成したといえる場合もある。有名なのは一票の格差違憲性を確認する訴訟だろうか。
 しかし暇な空白氏は裁判でひとつの主張も認められなかった。判決文を見るかぎり、一方的に暇な空白氏が必要性のなさを主張しただけで、裁判所は具体的な現場の実態にも依拠しながら必要性を認めている。


・若年被害女性等支援事業の経費に対してDV対策事業用の交付金が支払われているとの主張 → 両事業には一定の連続性はあるが、明確に区別されており、原告主張の事実を認めるに足る証拠はない。
・基本的な運営や事業に係る経費だから補助対象経費には該当しないとの主張 → 明らかに理由がない。

 仮に東京都の答弁や方針に問題があったとしても、この全面的な敗北がくつがえるとは思いづらい。たとえステップハウスとシェルターの事業としての類似性までは認められても、そのようにわざわざ区別して活動しているのに事業費だけ混同する意味もあるまい。
 そもそも「都が滅茶苦茶な答弁と酷い資料出しを繰り返してる」というpreciar氏の見解は暇な空白氏の一方的な発信を真に受けたものではないのか。もしそうなら、裁判で多数のデマが認定された人物の発信はわりびいて考えるべきではないだろうか。