「はじめての」シリーズの秀和システムが法的整理へ 船井電機も買収

清井聡
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 「はじめての」シリーズのビジネス書などで知られる出版会社「秀和システム」(東京都江東区)が、債務超過に陥り、法的整理の手続きに入ることを取引先などに通知したことがわかった。出版事業は他の出版社に引き継ぐ方向だという。

 秀和からの通知は1日付。東京商工リサーチによると、負債総額は2024年3月末で約18億9300万円。売上高はピーク時の02年7月期には約27億円あったが、その後は出版不況などの影響で20億円を割り込む水準まで落ち込み、資金繰りも逼迫(ひっぱく)していたという。

 秀和のホームページによると、設立は1974年で従業員は70人。ビジネス書のほかITエンジニア向けの専門書や実用書などを手がける。昨年10月に破産手続きを開始した船井電機を2021年に買収したことでも知られる。秀和社長の上田智一氏は、昨年9月末まで船井電機の社長も務めていた。

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この記事を書いた人
清井聡
経済部
専門・関心分野
企業経営、ガバナンス、産業政策
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    鳥海不二夫
    (東京大学大学院教授=計算社会科学)
    2025年7月2日11時38分 投稿
    【視点】

    私自身も秀和システムから書籍を出版したことがあり、今回の件は非常に残念に思います。 ネット上では一部で既に話題になっていますが、正誤表のような付加情報がウェブサイトに掲載されている例も多く、そうした情報が失われたり、ドメインが詐欺サイトなど

    …続きを読む
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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2025年7月2日12時31分 投稿
    【視点】

     秀和システムからは、私も数冊本を出しています。この出版社の編集者は優秀です。私を担当している編集者はもともと別の版元で、大きな独和辞典を作った人で、ドイツ語、フランス語、英語に堪能です。編集能力も高いです。  現在、秀和システムから評論家

    …続きを読む