本党は、政治改革を軸に据えつつ、活動理念と主要政策を一新しました。「命と尊厳を守る」ために闘い、「助けを求める人が必ず守られる」社会の実現を目指します。権力者への批判や告発が握り潰されたり、スラップ訴訟による嫌がらせ、誹謗中傷やデマによって告発者の人格が傷つけられるような社会であってはなりません。
日本が直面する多くの課題に対し、解決策を提示することは政党の責務です。しかし、小規模な政党である私たちには限界もあります。だからこそ、まず「声を上げた人が不当な圧力や誹謗中傷に押しつぶされない社会」を築くことを最優先に掲げます。誰もが安心して声を上げられる社会こそが、健全で自浄作用の働く基盤であると確信しています。
現代社会において、インターネットは不可欠な存在です。しかし、ネット上の誹謗中傷やデマによる被害は、現行の法制度や捜査機関の対応では十分に守られず、「実害がない」と軽視されがちです。住所や職場、家族の情報が晒され、悪意を扇動する「犬笛」が野放しにされる現状も看過できません。ネットリンチはオンラインにとどまらず、職場や家族の安全を脅かす現実の危険を引き起こします。このため、法改正は喫緊の課題です。
私たちが目指す「助けを求めた人が必ず守られる社会」のために、3つの柱を公約に掲げます。
1. 犯罪行為への罰則強化
2. 被害者への実効性ある支援
3. 犯罪抑止につながる法改正
詳細は、党の公式ウェブサイトにて公開予定です。同じ問題意識を共有し、共に変革を目指していただければ幸いです。
なお、今夏の参議院選挙への対応について熟慮した結果、私自身は立候補を見送る決断をいたしました。応援してくださった皆様の期待に応えられず、心よりお詫び申し上げます。しかし、東京選挙区からは「酒井ともひろ」を公認候補予定者として擁立しました。酒井ともひろは、当事者の視点で社会課題に立ち向かい、パワハラや下請けいじめといった「いじめ撲滅」を掲げ、精力的に活動を続ける唯一無二の候補者です。私は彼の第一声と6日の日曜日、最終日の訴えに、応援として参加する予定です。
今回の選挙では、公職選挙法上の政党要件である得票率2%の達成は容易ではありません。それでも、「命と尊厳を守る」未来の実現に向け、私たちは決して歩みを止めません。新たな政治理念のもと、堅実かつ地に足のついた活動を展開し、次の衆議院選挙および統一地方選挙を目標に、全力を尽くしてまいります。