異世界オルガ   作:T oga

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※注意! 語尾が気持ち悪い敵が登場します。苦手な人はスキップしてください。by愛七ひろ(デスマ作者)



デスマーチから始まる異世界オルガ8

サトゥーです。ホラー映画は苦手なサトゥーです。

お化けや幽霊は平気なのですが、恐怖に引きつる登場人物達の顔が怖いのです。

 

「そうか?……正直ピンと来ませんね」

 

 

 

突然、湧いた敵。それはさっきの梟(影梟(シャドウ・オウル))のいた方向だ。

 

影梟(シャドウ・オウル)の背後に伸びる影から、湧き上がってくる黒いローブの人影。

フードが付いた袖口の長いローブのせいで顔が見えない。

 

「迎えに来たのだよ、ミーア」

 

横にいたミーアがビクッと震える。

 

「おい、勝手にうちの団員スカウトしてんじゃねぇよ」

 

オルガがそう答える。ミーアは恐怖から声を出せないでいるようだ。

 

「はじめまして、魔術士殿。私は行商人のサトゥーと申します」

「俺は……鉄華団団長、オルガ・イツカだぞ……」

「ふん。商人風情に用はないのだよ。だがさすがは勇者の末裔(まつえい)だ。我が恐怖を浴びて平然と喋れるとは驚嘆(きょうたん)に値するのだよ」

 

誰が勇者の末裔(まつえい)だ。

 

「鉄華団団長、だぞ……」

 

オレの黒髪と名前から勇者の末裔(まつえい)だと判断したのなら、やはりコイツも転生者か?

 

「見逃してやるつもりだったが、刃向かうなら容赦(ようしゃ)はせぬぞ」

 

その言葉を証明するデモンストレーションなのだろう。この魔術士(AR表示には『ゼン』と出ている)が木のカウンターの上に手を置くと、そこから変色し、干からび、腐っていく。

 

「荒事は遠慮したいのですが……ミーアは友人なのです。意思に反する略取(りゃくしゅ)を見過ごす訳には参りません。どうしても引いてはくれませんか?」

「ミーアを守りたいのならば、武勇を示せ。言葉で止められるほど我が狂気は軽くないのだよ」

「あんた正気か?俺らみたいなチンケな組織にする話じゃねぇな」

 

「止めたいならば力づくで」と、この魔術士殿は仰せのようだ。

 

「では、お言葉に甘えよう!」

 

オレはその言葉と同時に、一撃必倒の打撃をヤツの鳩尾(みぞおち)に向けて放つ。

 

しかし、ヤツは近くにいたオルガを盾にして、打撃を防御する。

 

「う"う"っ!」

 

その時、希望の花が咲いた。

 

「【俺は止まらねぇからよ……。お前らが止まらねぇかぎり、その先に俺はいるぞ!……だからよ、止まるんじゃねぇぞ……】」

 

 

その後、オレの足首を何かが掴み、持ち上げた。

 

オレの足首を掴み上げたものの正体は、ヤツの影から伸び上がった幾本もの黒い触手だった。

 

「こいつは影を操るのか!?」

 

>【影魔法】スキルを得ました。

>【影耐性】スキルを得ました。

 

【影耐性】スキルって何だよ、と突っ込みたいが、今はそんな場合でもない。【影耐性】スキルにポイントを割り振って、ヤツの魔法への抵抗力を上げておく。

 

「驚いたのだよ。商人を(かた)る格闘家か。よもや、そのレベルでそれだけの動きが出来るとは世の中狭いようで広いのだよ」

「お前、状況わかってんのか?その台詞(セリフ)を言えんのはお前か、俺か、どっちだ?」

 

オルガがヤツにそう言い放つ。確かにオルガのレベルは500で、オレのレベルが310。それに対し、ヤツのレベルは41(ちなみに三日月はLv.3474)。

 

それを知っていれば、オルガの言う意味が分かるだろうが、オレもオルガもヤツから見れば、レベル一桁台だ。

 

ヤツはオルガの言う意味が分からず、困惑している。

 

その一瞬の隙をアリサは見逃さなかった。

 

「うちのご主人様から手を離せぇぇぇ!」

 

アリサが【精神衝撃波(ショック・ウェーブ)】を放つと、ヤツが一歩後ろによろめいた。

 

ヤツのHPに変化は無いが、(わず)かな後退(ノックバック)効果があったのだろう。

 

のけぞらせた頭からフードがずれて、ヤツの顔が白日(はくじつ)の下に(さら)される。

 

その顔は白骨(はっこつ)

 

(うろ)のような眼窩(がんか)の奥に紫色の炎が瞳の代わりに鎮座(ちんざ)している。

 

幽鬼(レイス)?」

「そのような下級のアンデットと一緒にされるのは、いささか不愉快なのだよ」

 

ヤツがアリサに影の拳を放とうとする。

 

オレは空中で体を(ひね)り、ストレージから取り出した魔法銃でアリサを攻撃しようとするヤツを狙う。

 

だが、それはヤツに見抜かれていた。

 

ヤツは影の触手でオルガを掴み、再びオルガを盾にして、オレの魔法銃の銃撃を防ぐ。

 

しかし、ヤツはその先までは想像出来なかったようだ。

 

オレの魔法銃の銃撃を浴びたオルガのカウンターが発動し、オルガの銃弾がヤツの影の触手を全て消し去った。

 

ヴァアアアアアア!!パン!パン!パン!

 

「なんだよ……結構、当たんじゃねぇか……」

 

その時、希望の花が咲いた。

 

「【俺は止まらねぇからよ……。お前らが止まらねぇかぎり、その先に俺はいるぞ!……だからよ、止まるんじゃねぇぞ……】」

 

「……影魔法で作り出した影鞭(シャドウ・ウィップ)に、魔法やマジックアイテム以外で干渉するなどありえん。……まさか、貴様が噂に聞く世界神の眷属?……いや、まさかな、なのだよ」

 

ヤツが何を言っているのか良く分からない。

 

世界神の眷属?以前、魔族の君主(デーモン・ロード)が冬夜君の事をそう呼んでいたが、オルガも冬夜君と同じって事か?

 

 

その後、何度もヤツにダメージを与えようと(こころ)みるもヤツのHPは全く減らない。

 

こんな部屋の中で、三日月のバルバトスを使う訳にもいかず、膠着(こうちゃく)状態が続いていた。

 

そんな中、ミーアが震える声でこう呟いた。

 

「……もういい、逃げて」

「アンタを置いて逃げてどうするのよ。アンタを逃がすのは友達だからだけじゃないわ。わたし達のご主人様の望みがアンタを逃がす事だから、それを最優先するの」

「そうだな。俺はあいつの話しに乗った。途中でそれを変えるのは筋が通らねぇ」

「ちゃんと逃げる隙は作ってあげるから」

 

アリサは固有(ユニーク)スキルを使うつもりのようだ。

 

俺はアリサの固有(ユニーク)スキル発動までの時間稼ぎをする事にした。

 

「魔術士殿。悪いが無学なオレ達にアンタの正体を教えてくれないか?」

 

もっとも正体はもう分かっている。ヤツは最高ランクのアンデット『不死の王(ノーライフキング)』だ。

 

「……いいとも、答えてやろう、なのだよ。我の正体は『不死の王(ノーライフキング)』なのだよ」

「火星の……王?いや、リッチーか?」

「ご主人様、横に跳んで!」

 

オルガの言葉のすぐ後に、アリサの声が割り込んだ。

 

「いっけぇぇぇ!」

 

オレが飛び退()くのとアリサの絶叫は同時だった。

 

アリサの攻撃がヤツに直撃し、ヤツはよろめいた。……だが、それだけだ。

 

「今のは危なかった。まさか固有(ユニーク)スキルとは!そして、その髪。()()()()転生者だったのだな。カツラを使っているとは思わなかったのだよ」

 

「キサマも」って事は、やっぱり予想通りヤツも転生者だったのか。

 

「くぅ、抵抗さ(レジら)れた」

 

ドサッ、とアリサの体がソファに沈む。今の一撃にスタミナと魔力を全て消費したのだろう。

 

オルガは逃げ遅れて、希望の花が咲いた。

 

「【俺は止まらねぇからよ……。お前らが止まらねぇかぎり、その先に俺はいるぞ!……だからよ、止まるんじゃねぇぞ……】」

 

 

アリサが作った隙をついて、オレも魔法銃のトリガーを引くが、やはりオルガを盾にして防がれてしまう。

 

「こんくらいなんてこたぁねぇ」

 

その時、希望の花が咲いた。

 

「【俺は止まらねぇからよ……。お前らが止まらねぇかぎり、その先に俺はいるぞ!……だからよ、止まるんじゃねぇぞ……】」

 

 

「分を超えた力は破滅を呼ぶ。その娘を神の玩具(がんぐ)にしたくなければ、先ほどの固有(ユニーク)スキルは使わせぬ事だ」

「起きたら伝えておくよ」

「それが良い。では去るとしよう」

「まっ、待ってくれ!」

「?……ミーアを諦めるのか?」

「誰もミーアを諦めるとは言っていないのだよ」

 

ヤツのその言葉とともに地面から無数の影鞭(シャドウ・ウィップ)が伸びてきて、ミーアを掴み、影の中へと沈んでいく。

 

「待てって、言ってるだろうが!」

「ミーア!」

 

オレはミーアの腕を掴み、影の中から引き抜こうとするが、影鞭(シャドウ・ウィップ)がミーアを引きずり込む力が思いのほか強い。

 

「無駄なのだよ。我のような超越者に敵わぬのは世の理不尽な(ことわり)と思い諦めるのだよ」

 

ヤツはそう言いながら影に沈んでいく。

 

それに対して、オルガはこう言った。

 

「そのつもりはねぇ!あのおっさんの言葉がどこまで本当かわからねぇしな。簡単には乗れねぇよ」

 

オルガのその言葉にオレは決断する。

 

「アリサ、リザ、ルル!ポチとタマを頼む!何かあったらゼナさんを頼れ!オレはオルガ達とミーアを助けに行く!」

「死を恐れぬなら揺り篭(クレイドル)を訪れるがいい。知恵と勇気とやらを振り絞って突破してみせるのを期待しているのだよ」

「ミカ!やってくれるか」

 

オルガが三日月にそう頼む。

 

ピギュ

 

しかし、三日月は何も言わずにオルガの胸ぐらを掴んだ。

 

オルガは胸ぐらを掴む三日月を払いのけて、こう叫ぶ。

 

「ああ、分かったよ!連れてってやるよ!連れてきゃいいんだろ!!」

「ああ、そうだよ」

「オレ達の事は心配するな!ミーアと一緒に必ず帰る!」

 

皆の返答を待たず、オレ達は影の中へと飛び込み、沈んでいった。

 

 

沈み込んだ先はまるで深海ような空間だった。

 

少し息苦しい。どうやらこの空間にいるだけでスリップダメージを受けるようだ。僅かずつだがHPが減っている。

 

俺は【自己治癒】スキルのおかげで減ったHPを回復出来るが、HPが1しかないオルガは希望の花を咲かし続けた。

 

「【……だからよ、止まるんじゃねぇぞ……】【止まるんじゃねぇぞ……】【止まるんじゃねぇぞ……】」

 

 

久々に全マップ探査を使ってみる。マップには、こう書かれていた。

 

『マップの存在しないエリアです』

 

…………。

 

「ゲームか!」

 

俺は全力で()えた。

 

そして、その声に呼応するかのように、その空間は砕け、ガラスのような破片となって消えていく。

 

 

そして、オレ達は『謁見の間』という場所へとやって来た。

 

その『謁見の間』の玉座には眠らされたミーアがいる。

 

「ミーア!」

 

オレがミーアへと駆け寄るより早く、玉座の横の譜面台のような装置に指を走らせていた『不死の王(ノーライフキング)』がこちらに気付く。

 

「バカな!そう、バカな!なのだよ。どうやって我が影の牢獄から抜け出した!?あれは貴様らのような低レベルの輩にどうこう出来る代物では無いはずなのだよ」

「あんたに話しがあって来た」

「試練は公正でなくてはならない。ズルは許容出来ないのだよ。この部屋には揺り篭(クレイドル)を攻略したものだけが訪れる事が出来る。そういう決まりなのだ」

「あんた、何言ってんの?」

 

ヤツの長話を聞くつもりはない。

 

オレは四十メートルほどの距離を一瞬で踏破し、ミーアの目前に迫る。最優先事項はミーアの救出だ。

 

オレの指先がミーアの服に触れる直前、ヤツが指を鳴らしながらこう言った。

 

「では、そろそろ(あるじ)の間から退場してもらうのだよ」

 

 

その言葉と同時に目前の景色が変化する。

 

どうやら、魔法か何かで転移させられたようだ。

 

オレ達の目前に(そび)え立つ大樹に目をやる。

 

その大樹の横にはAR表示で『トラザユーヤの揺り篭』と表示されている。

 

「これは世界樹というやつなのか?」

「何だっていいよ」

 

オレの疑問に三日月がつまらなさそうにそう答える。

 

「オルガ、連れてってくれるんだろ?」

「ああ、わかったよ。連れてってやるよ!連れてきゃいいんだろ!……【昭弘っ!】行けるか!?」

「行けるか、だと?行くしかねぇだろ!」

 

オルガが『昭弘・アルトランド』と『ガンダム・グシオンリベイク』を召喚する。

 

「うおぉぉぉ!」

 

バン!バン!

 

ガンダム・グシオンリベイクの滑腔砲(かっこうほう)で『トラザユーヤの揺り篭』の真ん中くらいに穴を開ける。

 

「道は(ひら)けた!」

「ああ、行こう!」

 

オレとオルガは三日月のガンダム・バルバトスの手の平の上に乗り、『トラザユーヤの揺り篭』の中へと入っていった。

 

 

「邪魔するぜ~」

 

オレ達はガンダム・グシオンリベイクの滑腔砲(かっこうほう)で開けた穴から『トラザユーヤの揺り篭』の中へと侵入する。

 

マップで確認してみると、ここは『トラザユーヤの揺り篭』の100階層のようだ。

 

そこにいた三人のホムンクルスの女性の一人がオレ達に対してこう言う。

 

「少し待て、と宣言しまs……」

 

バン!

 

「撃っていいんだよな?」

「当たり前じゃん」

 

……言おうとしたが、ガンダム・グシオンリベイクに攻撃されてしまい、最後まで言う事が出来なかった。

 

「バカな!と驚愕(きょうがく)します!」

「だから弱点は隠すべきと進言したと蒸し返します」

「それよりも進退を決定すべきと具申します」

「ごちゃごちゃうるさいよ」

 

彼女達の喋り方に三日月は苛立(いらだ)っているようだ。

 

「No.5、No.6、ここは私に任せて先に行けと宣言します!」

「あんたらが誰だってどうだっていい……」

「No.7!貴様の事は忘れませんと撤退を開始します」

 

彼女達三人はオレ達を囲んで、額の上に光の魔法陣を生み出し、その光の魔法陣から【魔法の矢(マジック・アロー)】を放つ。

 

「撃てぇー!」

「う"う"っ!」

 

オレと三日月は難なく避ける事が出来たが、オルガは避ける事が出来ずに、希望の花が咲いた。

 

「【俺は止まらねぇからよ……。お前らが止まらねぇかぎり、その先に俺はいるぞ!……だからよ、止まるんじゃねぇぞ……】」

 

 

「あんたが敵だってことに変わりはないんだろ」

 

No.7以外の二人は壁際にあるロープを使い、上階へと逃げたが、No.7は三日月のバルバドスの攻撃を受けて倒れた。

 

この部屋には色々な種類の武器や魔法薬(ポーション)が置いてあった。値段もなかなかのものだ。

 

適当に貰っていこうと思う。

 

 

オレが部屋を物色していると、先ほど三日月にやられたNo.7が小さくこう呟いた。

 

「マ、マスター……謝罪、します」

 

その呟きに真っ先に三日月が反応する。

 

「へぇー、まだ生きてる」

 

三日月はポケットから拳銃を取り出しながら、オルガのこう問いかける。

 

「オルガ、次は俺どうすればいい?」

「待ってろよ。今はミーアの救出が最優先だって言ってるだろうが!」

 

ピギュ

 

「放しやが……」

 

ピギュ

 

「え"え"っ!?」

 

 

その後は、大した障害も無く(あるじ)の間に辿り着けた。

 

(あるじ)の間の奥には『不死の王(ノーライフキング)』が待っていた。

 

「まさか、これほど早くここまで来るとは思わなかったのだよ」

「そうかい?出来れば、このまま戦わずにミーアを返して貰えないか」

「否、それは否なのだよ。ここに来る事で君達は資格を示してしまった」

「あんた何言ってんの?」

「だが、我と相対するには称号が足りない。君達はこれから決して勝てない難敵と戦って『勇者』の称号を得て貰うのだよ」

「俺は落とし前をつけに来た。てめぇの下らねぇお喋りを聞きに来たんじゃねぇんだよ」

 

オルガは一枚の請求書をヤツに見せる。

 

「うちが()った被害額だ。まずはその倍を賠償金として払って貰おうか」

 

うちが()った被害?……ああ、なんでも屋のカウンターのことか。それより、いつの間にこんな請求書を?

 

「あっ……」

 

不死の王(ノーライフキング)』が「しまった!?」と反省の声を上げる。

 

「……『聖剣ジュルラホーン』を与えよう!」

「あんた正気か?……払えねぇ場合どうなるかくらい、わかってんだろうな?」

 

(これじゃ足りないなのだよ……?)

 

オルガには聞こえないくらい小さな声でヤツがそう呟いた。なんだか、可哀想にも思えてくるな。

 

 

「君の戦う相手は彼らなのだよ!」

 

話しをすり替えた!?

 

ヤツの言葉に遅れて彼の影が部屋の中央まで伸びる。そして影の中から三体の巨大なモビルスーツが現れた。

 

さらに柱の影に隠れていた七人のホムンクルスもモビルスーツの後ろに並ぶ。

 

ホムンクルス達の中には、さっき逃走したNo.5とNo.6もいる。No.7の代わりはNo.8のようだ。

 

「すごい数だ」

「まさかエドモントンで戦ったあのでけぇグレイズが三体とはな……」

 

ヤツは手元の譜面台のような『揺り篭の核(クレイドル・コア)』を操作して、玉座の間と広間との間に壁を作る。

 

「では、良き死闘を期待するのだよ!」

 

そして、玉座の間のあるブロックがエレベーターのように樹上の展望台へと移動してしまった。

 

「相手するんじゃないの?」

「ミーア!」

「こんだけ囲まれちまっちゃあな……」

 

 

その時だった。

 

オレ達の後ろから一人の男の声が聞こえた。

 

「革命は終わっていない!諸君らの気高い理想は決して絶やしてはならない!アグニカ・カイエルの意思は常に我々とともにある!ギャラルホルンの真理はここだ!皆、バエルの下へ集え!」

 

バエルだ!アグニカ・カイエルの魂!

 

そうだ。ギャラルホルンの正義は我々にあり!

 

うおおおおおおおおおお!!

 

 

……っと、(のみ)(いち)の劇で聞いた台詞(セリフ)を思わず、心の中で叫んでしまった……。

 

 




自分で語尾が気持ち悪いって言うならそんなキャラ出さなきゃいいのにって思いました。

次回、最終回です。7/19に投稿します。


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