飲食店に客を装って予約し、高級ワインの購入を持ちかけて金銭をだまし取る手口の「ドタキャン詐欺」が全国で相次いでいる。佐賀県内でも同様の事案が複数確認されており、県警が注意を呼びかけている。

 県警などによると、6月26日に県庁最上階の飲食店「さがんれすとらん志乃」に病院関係者の佐藤を名乗る人物から、翌日に6人で来店する予約の電話があった。LINE(ライン)でメニューのやりとりなどを行い、当日の27日に「紹介する会社からワイン4本(100万円分)を仕入れてほしい」と、振込先なども示して要求してきた。

 店側は不審に思って断ると、来店がなかった。警察に相談し、店長は「前菜は既に準備していた。このような事案が起こって非常に残念」と話す。

 佐賀市内の別の飲食店でも同様の連絡があった。県警は「店の通常サービス以外で高額な商品の仕入れを要求されたり、SNS(交流サイト)への誘導を求めたりする場合は詐欺を疑ってほしい」と呼びかけている。(井手一希)