初当選した躍動の会公認候補への異議申し立て棄却 兵庫・赤穂市選管

雨宮徹

 4月6日に投開票された赤穂市議選(定数17)で、地域政党「躍動の会」の公認候補として初当選した山谷真慶氏(56)の当選無効を求める異議申し立てについて、市選管は6月30日、棄却したと発表した。

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 市選管によると、異議申し立ては山谷氏の居住実態を指摘するもの。公職選挙法は市議選の被選挙権について、市内に3カ月以上住所を有することなどを要件としているが「妻のみを、あるいは2世帯住宅で他の住人を住まわせている可能性がある」などの内容だった。

 市選管は調査の結果、山谷氏は2024年8月に市外に取得した住居に家族で転出したが「単身で戻る住所変更をしている」「妻のみを住まわせていたと断定できるだけの客観的な証拠は認められなかった」などとした。結論として「(市内に)生活の根拠があったと判断することが相当」とした。

 決定に不服がある場合は、決定書交付から21日以内に県選管に審査を申し立てることができる。

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この記事を書いた人
雨宮徹
姫路支局
専門・関心分野
ハンセン病、被爆者、歴史、災害、地方政治

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