京都女子大が「女子大学宣言」 「共学化せず」強調 不安の声受け
毎日新聞
2025/7/1 18:35(最終更新 7/1 19:08)
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京都女子大(京都市東山区、竹安栄子(たけやすひでこ)学長)が1日、共学化をせず女子大であり続けるとの「女子大学宣言」を発表した。女子大の共学化や閉校のニュースが流れる中、京都ノートルダム女子大(左京区)が4月に2026年度以降の学生募集停止を発表したことも受け、在学生や卒業生から不安の声が多数寄せられるようになっていたという。
宣言は「女子大学という環境だからこそ、性差にとらわれることなく、一人ひとりが対等な関係の中で学び合い、自立した“人”として成長することを可能にします」などと理由を挙げている。6月19日に大学内の部局長会で全会一致で確認。同23日に在学生、同25日に保護者に伝えたという。
京都女子大によると、25年度の7学部の入学者は計1527人で募集定員(1440人)を上回っている。1951年以降の卒業生は短期大学部(2015年に廃止)も含め13万人超。「他に同様の宣言をしている女子大は把握していない」という。【太田裕之】
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