「食費は切り詰める」コメ高騰が学生たちの生活にも影響 学食が相次ぐ値上げでフードバンクへ申込み増
高騰するコメの価格は、学生たちの生活にも影響を及ぼしています。対応に苦しんでいるのが大学の「学食」です。
関大生協 飲食事業部・尾形恒ゼネラルマネージャー
「ここ数年ずっと仕入れさせていただいていた業者さんから、この1月ごろに『4月からお米がありません。入荷されません』というようなことを言われました」
関西大学の学食では取引業者を変え、コメを半年分は確保しましたが、仕入れ値は約2.6倍に。それでも…
蔦遥香 記者
「値上げをせずに運営を続けるため、学食の利用を勧める紙が掲示されています」
米を売れば売るほど赤字になってしまうため、コメ以外のメニューの売り上げを上げようと、食堂の利用を呼びかけています。
関西大学の学生
「すごくありがたくて、毎日利用させていただいてます。ありがたいです」
「命綱やな。(学食が)ないと生きて行かれへん」
一方、値上げに踏み切らざるを得ない大学も。
蔦遥香 記者
「京都大学の学食では、3月に2度の価格改定が行われ、ライスの中でも特大サイズが100円値上がりしたということです」
コメを使うカレーや丼など、学生に人気のメニューは最大100円もの値上げに。
京都大学の学生
「自分で学費も出してるんですけど、学費の計画の中に食費もこれぐらいだなって考えてた分が、ちょっと上がっちゃったんで。余裕は持たせて計画は作ってるんですけど、その余裕がなくなって苦しいなって思ってます。ほんまは味噌汁つけたかったです」
中には ご飯を持ち込み、食べている学生の姿も。
京都大学の学生
「500円やったら絶対お腹いっぱい食べられないので、1週間に2回ぐらい、自分でお弁当作って節約してます」
現在、京都大学の食堂を運営する組合は「大学生協事業連合」に加盟しています。連合は業者と一括契約していますが、仕入れ値は前年に比べ倍以上に。
コメの仕入れ状況によっては10月以降、価格が上がる可能性もあるといいます。コメの高騰を受け、学生たちの暮らしは決して楽ではありません。
京都大学1年生
「大学に入る前のイメージは、学食は安いかなって思ってたんですけど、意外とするなっていうのはあって、結構カツカツですね」
4月から一人暮らしを始めた京都大学の1年生。陸上部に所属し、食べ盛りですが、生活費を5万円でやりくりしているといいます。
京都大学1年生
「袋麺とかあんまり健康的には良くないかもしれないですけど、でもやっぱりコメ高いので。大学生ならではの交遊費とかあるので、やっぱり食費はなるべく切り詰められたら」
立命館大学で学生が運営するフードバンクも厳しい状況に置かれています。京都大学と同じく事業連合に加盟している立命館大学。学食の値上げやコメの価格高騰を受け、月に1回のフードバンクに申し込む学生は40人ほどに増えました。
フードバンクスタッフ
「じゃあ最後はお米です」
「ありがとうございます」
大学の教職員などからの寄付が減ったことから、最近は配布するコメの量が追いつかず。5月は1人1キログラムのコメを配布していましたが、6月は600グラムに減らさざるを得ませんでした。
フードバンクを運営する学生たちは…
運営側の学生
「来学期からどうやってコメを確保していくのか、もしくは置き換えた方がいいのかっていうのは、そもそも(コメを)配れる量がないから、500グラムにした時にもう一回みんなの反応っていうのを見た方がいいかなと思います」
終わりが見えないコメの高騰。学生たちがコメをお腹いっぱい食べられる日はいつ戻ってくるのでしょうか。