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グラス駐日大使「中国が支配する世界、受け入れるべきではない」

スピーチをする米国のジョージ・グラス駐日大使=東京都港区で2025年6月6日午後1時7分、浅川大樹撮影 拡大
スピーチをする米国のジョージ・グラス駐日大使=東京都港区で2025年6月6日午後1時7分、浅川大樹撮影

 4月に赴任した米国のジョージ・グラス駐日大使が6日、東京都内で講演した。トランプ政権の貿易、関税政策を巡り日米間の交渉が続く中、日米の同盟関係は「交渉を超えた存在だ」と意義を強調した。

 軍事と経済の両面で存在感を増す中国をインド太平洋地域の「脅威」として名指しし、製造業や資源での中国依存を脱却するため、投資拡大などで日米関係を深化させるべきだとも述べた。

 グラス氏は冒頭、「中国による攻撃の阻止が自由で開かれたインド太平洋地域の維持の鍵となる」との認識を示した。「威圧的で腐敗した中国に支配された世界は誰も受け入れるべきではない」とし、武力による現状変更に対抗する決意を述べた。

 また、防衛費の増額方針や、自衛隊を一元的に指揮する防衛省の常設組織「統合作戦司令部」の発足など日本側の最近の対応を「良い出発点」と歓迎したうえで、「現在の課題はさらに多くの努力を必要としている」と述べた。

 経済面については、「日本と協力して安定した安全なサプライチェーン(供給網)を確保することは、我々の経済を危険な中国から守ることにつながる」と指摘。技術革新の先頭に立つには、世界経済が中国への依存度を低減することが不可欠だと訴えた。米国の液化天然ガス(LNG)や次世代原子炉「小型モジュール炉」は日本のエネルギー環境に貢献できるとした。

 グラス氏は日米の貿易摩擦が激化した1980年代を引き合いに「米国と日本の関係は厳しかったが、あの時代に戻ることはない」とも強調し、日米が険悪な関係に陥ることはないとの認識を示した。【浅川大樹】

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