大事なものを大事にしない。
東京在住の女性H様から「お疲れだと思いますからマッサージをしてあげます」とご連絡をいただいた。私の正しい使い方である。H様は天才で、足に触れただけで「喉が悪いですね」と言った。そうなのだ。数日前から風邪を引き、喉が痛い。筋肉は柔らかいけど、内部が硬くなっているとも言われた。私は「助けてください」と懇願した。どうすればいいですかと聞いたら「坂爪さんは強過ぎます。ザコになってください」と言われた。
ザコになるなんて楽しそう!!と思った私は、心境を吐露した。本当はみんなと仲良くやりたい。誰のことも悪く言いたくないのに、光の速さで悪態を吐いてしまう。身体が勝手にやってしまう。助けて欲しい。業が凄い。孤独だし、さみしい。誰でもいいからそばにいてと思うのに、誰かが来ると「お前は来るな」と思っちゃう。そんな自分が愛おしい。風邪を引いたから寝てなくちゃいけないのに、じっとしていられないから外に出る。海で泳いでアイスコーヒーを飲んで、風邪を悪化させちゃう。助けて欲しい。一人でいる時は博愛主義者になれるのに、外に出るとバーサーカーになっちゃう。業が凄い。H様、助けてください。
H様は「これは私も同じなのですが、甘え方を学ぶことです。私は、可愛く甘えることには抵抗がないのですが、自分のヒステリックな部分を出すことに抵抗があります。喧嘩をしたり、感情をむき出しにすることに憧れがあります」と言った。という訳で、私のザコプロジェクトと、H様のヒステリックババアプロジェクトがはじまった。私の場合、一人でいると寝つきが悪いけど、誰かが添い寝をしてくれると光の速さで眠れる特性を活かして、女性に「人間抱き枕になってください」とお願いすることがミッションとして課された。H様の場合、人間を簡単に諦めてしまわないために、冷静になろうとする癖を抑えて、ヒステリックさを爆発させながら精度を高めることがミッションとして課された。やりがいのあるテーマだ。
H様と男女論になった。私は「栄養のある女を食べたい」と言った。若い頃は、腹にたまればなんでもいいと思っていたが、年齢を重ねて「栄養のあるものを食べたい」と思うようになった。美味しいものを食べると幸せになる。高級じゃなくていい。真に栄養のあるものを食べたい。栄養がない女を見た時は耕す。心の畑に鍬をぶっ刺して、耕作放棄地を開墾する。女性側が「私にもまだこんな部分があったのね!!」と感激するくらい、深く耕す。自分が栄養のあるものを食べたいだけなのだが、結果、女性側にも喜ばれる。無論、私のことも食べて欲しい。女性ホルモンの分泌に一役買いたい。栄養のある女を食べたいと思うし、栄養のある男になるから食べてくださいと思う。
H様から「あなたは狂っているから、狂っているあなたと一緒にいてくれる人を大事にした方がいいですよ」と言われた。サタンに取り憑かれている私は「大事になんかしない!!」と駄々をこねた。巷で目にする「大事な人のために」みたいなフレーズが、昔から嫌いだった。友達はいるが、大事な人なんていない。友達は面白い。面白い友達と一緒にいるためには、自分も面白くあり続ける必要がある。つまらなくなったら捨てられる。捨てられたくないから頑張る。大事にしている暇があったら面白くなれと言われる。この緊張感が友達。大事にすると重くなる。大事なものを大事にしない。大事なものを軽く扱う。自分の命さえも、羽のように軽く扱いたい。と、気付けば牙を剥いていた。業が凄い。助けて欲しい。体貸します。人間抱き枕になって、私を沈めてください。
おおまかな予定
7月1日(火)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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