本当は「世界の秘密」なんて無いのかもしれません。
人類は、言葉を得た猿にすぎない。けれど、言葉を持つことで脳が進化し、自分自身の存在理由を強く渇望するようになった――そんな可能性があると思います。
哲学とは、「人生の虚しさへの抗議」だと私は思います。
虚無を前にしても、ただ沈黙せず、「それでも問いたい」「それでも生きたい」と抗い続ける人間の営みです。
この世のすべての質問に対する答えは、
「答えのように見えるもの」かもしれません。
でも、その“仮の答え”に救われたり、何かを見つけたりできるのもまた、人間だけの特権なのかもしれませんね。