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祝★15周年『梅雨のカエル祭り第6弾:地味んズ本』

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六男ださあ遂にやってきてしいました『梅雨のカエル祭り』最終日!
平日はほぼ毎日更新していた所為か、あっという間な気がするな。
今日公開して今日中に非公開というのもなんだか寂しいような気がするが、それも祭り感があってまた良し!
だが祭りの終わりまで時間は短い。
「後でいいや」なんて隠れていると一日はあっという間に終わるから、
どうか見逃しのないよう、後悔のないようにして欲しい。
では……

『カエル畑DEつかまえて★彡』15周年記念
【梅雨のカエル祭り第6弾! 地味んズ本】を公開するぞ!!

ちなみに本日は特別にもう1本更新予定!
次は18時に更新になるから夜の間に忘れずにチェックしておいて欲しい!
十九波さんにリクエストしてくれた君、どうもありがとう!!

※注意※
引き続きこの【梅雨のカエル祭り】で公開される内容には、ディープでぶっ飛んだ内容も多数。閲覧の際はご注意ください。










【前提】
『地味んズ本』とは、2012年のイベントにて
『TAKUYO SELECTION -opening music-』をお買い上げ頂いた方への特典である。

【公開時期について】
※公開は本日いっぱいです

【備考】
『地味んズ本』には弊社の様々なタイトルから『地味』を集めた本となっております。
『カエル畑』以外にも『Little Aid』『Panic Palette』のキャラクターが登場します。





■ネタバレ注意







ふみ 「俺も地味扱いなんだ……」

・地味んズ本とは?
見た目は普通だが中身(性格的なもの)が地味だったり、中身はどす黒いものが渦巻いているが外見が地味だったりする奴らが集まったそんな本。
ネタバレもあるぞ!

■野郎のキャラ紹介
西村ふみ(Little Aid):破魔子ルートではこいつを殴り続けないと破魔子が成長しないという訳のわからん鬼仕様がある。
乃凪範尚(Panic Palette):よく髪の毛のことでいじられているが、実際生え際付近の後退具合が……げふんごふん(古典表現)。
広瀬優希(カエル畑DEつかまえて☆彡):最初は攻略対象の友人というポジションで作られたのに気が付いたら攻略対象になっていた男。
※なお、今回の座談会には“トガミの観察日記”の設定が適用されておりません。あしからずご了承ください。

この度はTAKUYO SELECTION -opening music-をお買い上げ頂き誠に有難う御座いました。
お礼の意を込めまして、ここにちょっとした座談会を開かせて頂きます。
なお、ネタバレにはご注意を。


【現在地:天鳳高校】

ふみ 「唐突に座談会って言われても」
乃凪 「その前に自己紹介か?」
ふみ 「ああ……そうですよね。セレクション内のソフトを全て持ってる人なんていないでしょうし」
ふみ 「じゃあまず俺から行きます。Little Aidのヒロイン、西村あかりの双子の弟で西村ふみです」
乃凪 「Little Aidで非攻略対象、Panic Paletteでなんとなく攻略対象になった乃凪範尚(ないなぎのりひさ)です」
ふみ 「Panic Paletteでの乃凪先輩の扱い、微妙でしたもんね」
乃凪 「どうなんだろうな。自分じゃ解からないけど」
ふみ 「本当はあんな折半ルートになるはずじゃなかったらしいですよ」
乃凪 「え? そうなの?」
ふみ 「なんか、大人の事情で」
乃凪 「大人の事情?」
ふみ 「ええ、大人の事情で」
乃凪 「…………」
ふみ 「でも、入ってないよりは良いだろうって無理やりぶっこんだらしいです」
乃凪 「制作期間的な話か!」
ふみ 「そこは濁してください」
乃凪 「なんて言うか……例えるなら自分の出生の秘密を聞かされた気分というか」
ふみ 「非常に乃凪先輩らしくていいんじゃないですか?」
乃凪 「お前も結構酷いこと言うな、西村弟」
ふみ 「ああ、西村弟だと二人居るんで」
乃凪 「そうだったな。じゃあ西村弟一号」
ふみ 「……先輩、ネーミングセンスとかないんですね」
乃凪 「同じポジション(※ツッコミ)同士、もう少し労わりあおう。な?」
ふみ 「それもそうですね」
乃凪 「でだ。とりあえず製品紹介でもするか?」
ふみ 「そうですね。……というか、俺達だけでやるんですか?」
乃凪 「ああ」
ふみ 「少なッ。えッ、主題歌って何タイトル分なんです?」
乃凪 「14タイトル。詳しくはCDの裏面をご覧下さい」
ふみ 「せめて各タイトル一人ずつご登場頂くとか……」
乃凪 「そこは大人の事情で」
ふみ 「そんな使い勝手のいい言葉で相手を丸め込もうとしてると、碌な大人になりませんよ」
乃凪 「理不尽ってまさにこういう時の為にあるんだろうな」
ふみ 「さて。じゃあ各タイトルのあらすじでもざっくり説明します?」
乃凪 「お前の姉様(あねさま)とはまた違ったスルースキルの持ち主だな、西村弟一号」
ふみ 「耕介ここに出る予定ないんで、とりあえず今は西村弟でいいです」
乃凪 「だったら先程のやり取りは一体……じゃあ、あらすじ行きますか」
ふみ 「ええ」
乃凪 「チェリーブロッサム(Cherry blossom)」
ふみ 「ブルータス、お前もか」
乃凪 「怪盗アプリコット」
ふみ 「攻略したかった相手の驚愕の正体」
乃凪 「フォーシンフォニー(for Symphony)」
ふみ 「皿が連続で割れたときはバグかと思った」
乃凪 「メディカル91(MEDICAL91)」
ふみ 「ずっと読み方“きゅうじゅういち”だと思ってた」
乃凪 「リトルエイド(Little Aid)」
ふみ 「結局何ゲー?」
乃凪 「エチュードプロローグ(e'tude prologue)」
ふみ 「頑張れ松本くん」
乃凪 「鳥篭の向こうがわ」
ふみ 「パズル好きです」
乃凪 「ひめひび」
ふみ 「植草源(54)」
乃凪 「パニックパレット(Panic Palette)」
ふみ 「球体と老人の需要について」
乃凪 「星色のおくりもの」
ふみ 「脅威のメガネ率50%」
乃凪 「ほしがりエンプーサ」
ふみ 「バナナの皮無双」
乃凪 「ソラユメ」
ふみ 「バッドエンド祭り最高」
乃凪 「ひめひび 続!二学期」
ふみ 「お姫さま扱いって、本当にいいものですね」
乃凪 「タクヨーミックスボックス(TAKUYO Mix Box)」
ふみ 「カタカナ表記は“タクヨー”なのか“タクヨウ”なのか」
乃凪 「拓洋興業(たくようこうぎょう)だから“タクヨウ”なんじゃないか?」
ふみ 「なるほど」
乃凪 「いや知らんけど。というか全然あらすじになってない気がするんだが」
ふみ 「気の所為です」
ふみ 「決して内容を知らないから説明がおざなりになってるんじゃありません」
乃凪 「…………」
ふみ 「そういえば、どうして俺と乃凪先輩が座談会に呼ばれたんです?」
乃凪 「ああ、お買い求めのソフトについてるアンケートはがきで人気1位だったからだそうだ」
ふみ 「Little Aidは俺で、Panic Paletteでは乃凪先輩だったってことですか?」
乃凪 「ああ」 ←NOTメイン攻略キャラ
ふみ 「なんていうか……」 ←ノットメイン攻略キャラ
乃凪 「メインのキャラクター造詣を失敗してるとか言うなよ」
ふみ 「自分で言ってるじゃないですか」
乃凪 「えー、他の作品の人気一位のキャラは、TAKUYOスタッフブログ(仮)の過去ログから見られますので」
ふみ 「じゃあ紹介もそこそこにして、座談会の本題に入りますか」
乃凪 「えッ、今までのは?」


第二幕


ふみ 「第一幕はとりとめの無い話をしていただけなので、かっ飛ばして頂いて結構です」
乃凪 「身になる話なかったしな。今後もあるとは思えないが」
ふみ 「ネガキャンしないで下さい。さて、二幕からはもう一人参加します」
乃凪 「あれ、そうなのか? 何で二幕からの参加なんだ?」
ふみ 「まあ、見ていれば分かりますよ。さあどうぞ」
広瀬 「広瀬優希(ひろせゆうき)です。カエル畑から来ました」
乃凪 「…………」
乃凪 (キャラ被りか……)
ふみ 「言いたいことがあるなら口に出してください」
広瀬 「いや、でも俺は西村くんとキャラクター被ってない気がするんだけど」
ふみ 「そうかな」
広瀬 「ぱっと見だって似てないし」
乃凪 (西村弟は一応イケメン設定だったっけか)
ふみ 「でも共通点は多いよ。常識人、優等生、勉強できる、巻き込まれ体質、後は……」
乃凪 「……自分で言ってて恥ずかしくないか?」
ふみ 「俺は事実を述べただけです」
広瀬 「あー……簡単に言えば、華があるかないかって部分かな? 俺って地味だしさ」
乃凪 (ものすごく割り切ってるのかネガティブなのか……それとも嫌な思いでもしたか)
ふみ 「別に俺にだって華はないと思うけど」
乃凪 「まあまあ。華があるにしろないにしろ、1位には変わりない訳だしさ」
広瀬 「確かにそうですね、ありがたいことに(※カエル畑☆彡で1位)」
ふみ 「じゃあ、広瀬くんが合流したところで……何します?」
乃凪 「また作品紹介する訳にも行かないしなぁ」
広瀬 「そういえば気になってることがあるんですけど」
ふみ・乃凪 「「え? 何?」」
広瀬 「いや……今回のTAKUYO SELECTIONにカエル畑って入ってないですよね?」
ふみ 「ああ、確かに」
広瀬 「それで俺がここにいるのって、場違いっていうかお門違いじゃないかなって」
ふみ 「…………」
乃凪 「…………」
広瀬 「? あの……」
ふみ 「乃凪先輩、すみません。やっぱり俺と彼、似てませんでした」
乃凪 「ああ、そうだな……」
広瀬 「?」
ふみ・乃凪 ((ありえないくらい謙虚だ……))
広瀬 「大丈夫ですか? なんか二人して遠い目してますけど……」
乃凪 「いや、気にしないでくれ。久しぶりに理解力のありそうな人間に出会えて感動してるだけだから」
広瀬 「そ、そうなんですか……」
ふみ 「気を取り直して、何かお題にそって話でもしますか?」
乃凪 「ああ、そうだな」
広瀬 「議題って決まってるの?」
ふみ 「いや、全ぜ――」
沢登 「そんな迷える君等に朗報だ。ふんッ!」
すッぽーーーん べちゃッ
ふみ 「うわ!?」
乃凪 「な、何か粘着性のある黒い液体が飛び散った!?」
ふみ 「粘着性があるのに飛び散るとはこれいかに」
乃凪 「うるさい」
沢登 「おっと失敬、食べかけのカツラ飴も飛び出してしまったようだね。よいしょっと」
広瀬 「…………」
広瀬 (目の前の女装の男性がスカートの中から何か産み出した……)
乃凪 「……なあ、沢登」
沢登 「む? なんだいナイくん」
乃凪 「この通り頭下げるから帰ってくれ」
沢登 「かつて聞いた事もないくらいに優しい声音でよくもまあ」
広瀬 「あの……今のは?」
ふみ 「白昼夢」
広瀬 「共通認識できる白昼夢なんて聞いたこと無いけど」
沢登 「おや、初めまして。お初にお目にかかる僕は沢登譲(さわとゆずる)です」
広瀬 「ど、どうも……広瀬優希です」
乃凪 「おい、舞いながらの自己紹介って失礼じゃないか? そのまま舌噛み切ればいいのにな」
ふみ 「乃凪先輩、心の声がだだ漏れてます」
沢登 「恐ろしいことを言うものではないよナイくん。それに舞いながらというのは、沢登家では最大級のおもてなしだぞ」
乃凪 「お前の親族に対してなら良いかもしれないけど、残念ながらこっちの世界じゃ通用しないんだよ」
沢登 「僕も君らと同じ時間軸上で生活しているのだが……時にそちらの君」
広瀬 「は、はい」
沢登 「先程から僕のことをものめずらしげに見ているが」
広瀬 「えっ? あ、すみません……その」
沢登 「ああ、言わずとも分かるよ……君は今、僕という至高の芸術品に出会えて非常に感動している……そうだね?」
広瀬 「え」
沢登 「見るもの全てを魅了するこの僕だ。そのインパクト故に言葉を失ってしまうのも無理はない」
広瀬 「いや、あの」
沢登 「ん? ああ、このスカートかい? 全く、僕の秘密の花園に興味があるなんて、君も好き者だなッ!」
広瀬 (まずい、大変な変態が目の前にいる)
乃凪 「スカートちらちらさせんな馬鹿! 具合が悪くなったらどうしてくれる!」
沢登 「ん? なんだい? いくら頼まれてもおさわりは厳禁だよ? わははははは」
乃凪 「くそ腹立たしい。スカート下ろしてやりたい」
ふみ 「変態」
広瀬 「ははは……」
広瀬 (……とりあえず関わり方を最小限にして、適当に頷いてよう。それが一番被害が少ない)
ふみ (この冷めた表情……やっぱり同類な気がするなあ)
沢登 「こらナイくん、いい加減僕を独り占めするのは止めたまえ。僕には崇高な使命があるのだよ」
乃凪 「お前の勘違いに腹が立ち過ぎて俺、多分今なら憤死できるわ……というか、使命ってなんだよ」
ふみ 「ブラックスワンなら間に合ってます。見ません」
沢登 「なんだと? 君が見たくなくてもお初のそちらの彼は」
広瀬 「あ、間に合ってます」
沢登 「なんと」
乃凪 「とりあえず、お前は全然関係ないんだから帰ろうな?」
沢登 「全く存在感は希薄な癖に口だけは達者な男だ」
乃凪 「ダンボールに詰めて雨の中屋外に放置してやろうか。雨宿りできない場所で」
広瀬 「……仲、良いね」
ふみ 「それ、乃凪先輩の耳に届いたら絶望死しそうな台詞だから」
沢登 「さて、場も暖まったところで僕はそろそろ行くとしよう。失敬!」
乃凪 「えッ……あいつ何しに来たんだ?」
ふみ 「たぶん、俺らがコメントする用の質問用紙を置いて行ったんだと思います。ほらこれ」
広瀬 「ああ……その、黒い何かにまみれた紙?」
乃凪 「……普通に手渡せば良いものを」


第三幕


ふみ 「とんだ闖入者のお陰で第二幕も内容のない話になりました」
乃凪 「そろそろ中身の充実した話でもしたいな。というかしないとな」
広瀬 「沢登さんが下さった紙にそって話でもします? いろいろ質問書いてありますけど」
ふみ 「まともな内容なら」
広瀬 「割とまともそうだけど。試しに……誕生日と血液型を教えて下さい」
ふみ 「5月5日。血液型はO型」
乃凪 「10月7日、B型」
広瀬 「俺は10月8日、A型です」
乃凪 「へえ、俺と一日違いなんだな」
広瀬 「そうみたいですね」
ふみ 「他には何が書いてある?」
広瀬 「他は……ああ、なるほど」
乃凪 「? 何が書いてあったんだ?」


A.貴方の好きな人は誰ですか?


ふみ 「…………」
乃凪 「破ってもいいか?」
広瀬 「でも、答えれば少しは中身の充実した話になりそうですけど」
乃凪 「結構度胸据わってるな、広瀬くん」
ふみ 「……えーと、いない場合は?」
広瀬 「いないの?」
乃凪 「いるだろシスコン」
ふみ 「そういうこと言うと、乃凪先輩の回答欄は内沼先輩か白原くんにしますよ」
乃凪 「削りあいは止めよう! な!」
広瀬 「どうする? 止める?」
ふみ 「俺は特に好きな人いないし、どうしてもあげるなら家族だしなぁ。“好き”っていうか“大切”だけど」
広瀬 「一人に絞って」
ふみ 「じゃあ……姉のあかりで」
乃凪 「…………」
広瀬 「乃凪先輩は?」
乃凪 「……ひ、広瀬くんはいるのか? というか言えるのか?」
広瀬 「ええ」
乃凪 「わあ男らしい」
ふみ 「依藤さんでいいじゃないですか。何をためらってるんですか」
乃凪 「わーーー!!」
広瀬 「えー、じゃあ次の質問に」
乃凪 「広瀬くん!? 君、答えてないよな!?」


A.その人との出会いを教えてください。


ふみ 「6才の時、母が亡くなった病院で。それまで別々に育てられてたんです」
乃凪 「そうだったのか……なんて言うか」
広瀬 「ごめん、辛いこと思い出させて」
ふみ 「いや、別に気にすることはないよ。小さい頃のことだし。じゃあ、次乃凪先輩」
乃凪 「この空気で抵抗するのもな……ええと、出会いは内沼とアホな言い争いしてた時かな?」
広瀬 「さっきもちょっと出てましたけど、内沼先輩っていうのは?」
ふみ 「乃凪先輩の親友のもじゃっとした人」
広瀬 「もじゃっ?」
乃凪 「親友じゃないし、それともじゃって……確かにもじゃっとはしてるかもしれないけども」
広瀬 「どっちなんですか」
ふみ 「で、広瀬くんは?」
広瀬 「え? 高校入試の受験会場で。はい、次行こう」
乃凪 「全然掘り下げないのな、話」


A.その人のどこに惚れましたか?


ふみ 「…………」
ふみ 「ちょっと考えてるからお二人からどうぞ」
乃凪 「え? えー……普段は凄くしっかりしてるんだけど、意外と女の子らしいところ」
広瀬 「結構失礼なことを言っているような」
乃凪 「いや、別に女の子らしくない子じゃないんだが……なんていうか、精神的に脆い面を見てな」
広瀬 「それから守ってあげたくなったと」
乃凪 「言葉にするとかなり恥ずかしいな。で、君は?」
広瀬 「長くなりますよ」
乃凪 「完結に頼む」
広瀬 「小さいことで悩んでるのが馬鹿らしくなるほど漢らしい部分です」
乃凪 「ああ、明るい子なんだな?」
広瀬 「明るい……まあ、暗くは全然無いですけど……明るいとも違うような」
乃凪 「天然? 不思議系?」
広瀬 「そこともちょっとジャンルが……ああ、でも傍から見たら不思議系に見えるのかな」
広瀬 「まあ、俺のことはもういいです。さあ西村くんどうぞ」
ふみ 「……思い浮かばない場合は?」
乃凪 「とりあえず適当に何か言っとけばいいんじゃないか?」
ふみ 「それってどうなんですか。……何かしら原因はあったのかもしれませんけど」
ふみ 「でも、そういうのを忘れるほどずーっと一緒にいるんで、分かりません」
広瀬 「……なんかいいね、そういうの」
ふみ 「そうかな」
乃凪 (……俺のが一番普通だったな……だから存在感が無いって言われるんだろうか)


A.付き合いたいですか?


ふみ 「ちょっ、うち、姉なんですけど」
乃凪 「姉弟じゃなかったらってことなんだろ?」
ふみ 「いや……姉弟じゃなかったら多分選びませんよ。あんな何も出来ない人」
広瀬 「姉弟だったら選ぶってこと?」
ふみ 「日本語って難しいナー」
広瀬 「乃凪先輩はどうです?」
乃凪 「うーん、なんか、そういうのって難しいよな」
乃凪 「確かに、傍にいて欲しいっていうのはあるけど、付き合うとなると……またなぁ」
ふみ 「じゃあ依藤さんが他の人と付き合ってもそれはそれでいいんですね?」
乃凪 「それはそれで複雑なんだよな……広瀬くんはどう?」
広瀬 「俺結構重くて粘着質な奴なんで、本当に好きな人とは付き合えないと思います」
ふみ 「何で?」
広瀬 「拘束したり辛い思いさせたくないから」
乃凪 「ソウカー」
ふみ 「コメントに困ってあいまいな笑みしないで下さい」
乃凪 「……なんか、俺って本当コメントも境遇も普通なんだけどここにいていいのかな……?」←祖父が驚くほどに厳しい
広瀬 「いや、俺も境遇は普通だと思いますけど」←周囲の期待に応えようと無理な人生を送ってきた結果ねじくれた
ふみ (普通か……?)←生まれてから六年間父母姉と引き離されて育てられた


A.付き合うことになりました。誕生日には何を贈りますか?


ふみ 「自己満足に走るか真に相手が必要としてるものを贈るか」
乃凪 「自己満足だと?」
ふみ 「……アクセサリーとか?」
広瀬 「真に相手が必要としてるものだと?」
ふみ 「食い物」
乃凪 「あー……うん」
ふみ 「何納得してるんですか!」
広瀬 (……まずい。笑えない)


A.彼女の手料理を食べた事は有りますか?


乃凪 「答えてないのに次が来た」
ふみ 「巻いてきましたね」
広瀬 「手料理なら俺は何度か。同じ寮で生活してるし」
乃凪 「へえ、いいな。好きな子の手料理食べられるって」
広瀬 「ええ、まあ……なかなか出来ない体験ですよね」
ふみ 「料理の得意な人だったら、それも最高だと思いますけどね……」
広瀬 「……お姉さん、料理できないんだ?」
ふみ 「変な笑いが漏れる程な。それも遺伝子レベルだってんだから……もう、いろいろ諦めるしか」

A.自分のルート中の彼女への告白の言葉を教えて下さい。

ふみ 「……え? どういう時間軸で今までのコメントは返せば良かったんだ?」
広瀬 「付き合ってる前提だったなら、今までのってめちゃくちゃな矛盾だよね」
乃凪 (それより俺がさっきから飛ばされてるんだが……え、求められてない?)
ふみ 「臨機応変にってことか……じゃあ、乃凪先輩から」
乃凪 「こんな時ばっかりこっちに……ええと、なんだっけな……」
乃凪 「“ただ、隣で笑っていて欲しいだけなんだ……依藤さんに”……か?」
ふみ 「へえ~」
乃凪 「その生暖かい笑み、恥ずかしいから止めてくれない?」
広瀬 「西村くんは?」
ふみ 「直接的な台詞なんてなかったし……というか、姉に向かってあったらまずいけど」
広瀬 「それっぽいのは?」
ふみ 「“…もういいよ、我慢しなくて”」
ふみ 「か」
ふみ 「“……えらかったな、あかり”」
乃凪 「まさかの呼び捨て」
ふみ 「まあ、そんなです。広瀬くんは?」
広瀬 「…………」
乃凪 「?」
ふみ 「……もしかして、まさかの“攻略キャラじゃない”とか?」
広瀬 「いや、一応攻略キャラと呼ばれるものには名を連ねてたよ」
広瀬 「そうじゃなくて……ちょっと長いんだ」
乃凪 「とりあえず聞かせてくれないか?」
広瀬 「ええ……」
広瀬 「“……好きだよ。何か馬鹿みたいに君のこと考えて、そういう時にガラス系のものに映る自分の顔が気持ち悪くて、それに軽く絶望するくらい君が好きだよ”」
乃凪 「…………」
ふみ 「…………」
広瀬 「…………」
乃凪 「……なんというか、新しいな」
ふみ 「ええ……」


A.言いたいけど言えない、恋人にして欲しいこととは?


ふみ 「もう少し勉強して欲しい。家のことをして欲しい。日頃から言ってるけどこれ以上はない」
乃凪 「親の心境だな、西村弟」
広瀬 「甘ったるいものじゃなくて切実感が漂ってるね」
ふみ 「甘ったるいこと考えてたらそれはそれで問題だけどな。はい、次どうぞ」
広瀬 「じゃあ乃凪先輩から」
乃凪 「付き合っても無いのに一体何を……」
ふみ 「ここまでの流れが凄い地味なんで、ここは一つ凄いこと言って下さい」
乃凪 「自分が終わってるからってそんな無茶な振りを」
広瀬 「ファンサービス的な何かをお願いします。すっかり忘れてたけど」
ふみ 「そういえばそういう名目上でもあったな。俺も忘れてた」
乃凪 「え、それ俺聞いてない……いや、それよりサービスか……」
乃凪 「…………」
乃凪 「あ、じゃあ膝枕とか?」
ふみ 「…………」
広瀬 「…………」
乃凪 「笑ってくれもしないんだな……じゃあ何を言えば良かったんだ!!」
ふみ 「まあいいんじゃないですか? 乃凪先輩もそういうものに憧れを抱いているという、非常に人間臭い部分が浮き彫りになって」
広瀬 「まあ、結局のところ俺ら男ですしね」
乃凪 「止めて哀れむような目向けないで」


A.彼女のお陰で良い方向へ変化できた部分はありますか?


広瀬 「(やった俺スルーされた)結構考えが前向きになったかなー」
乃凪 「ああ、俺も同じ。割と生き様が消極的だったのが、少しだけ改善された」
ふみ 「俺は姉のお陰で常識やら学やらが身につきました」
広瀬 「……何か深い事情がありそうだから、聞かないでおくよ」
ふみ 「ありがとう」
乃凪 「しかし……ツッコミが三人だと話も脱線せず進むなぁ」
広瀬 「でも全体的に淡々とした印象を受けますけどね」
ふみ 「しかもここまでが無駄に長いという」


A.という訳で最後になりました。


乃凪 「盛り上がりもなくラストが訪れた訳だが」
ふみ 「黙っていれば分からないのに」
広瀬 「いや、分かると思うよ」
ふみ 「さて! 楽しんで頂けたかは甚だ疑問ですが、これにて座談会の閉幕です」
乃凪 「しかし脱線はしなかったけどとりとめもない感じに仕上がったな」
広瀬 「進行役とかいませんでしたからね。最初から決めておけばもう少しすっきりしたのかも」
ふみ 「まあ次回の課題点として考えればいいんじゃない?」
乃凪 「次回があるのか?」
ふみ 「“もしあったら”です」
広瀬 (ないんじゃないかな……)
ふみ 「じゃあ解散かな? そろそろ帰って飯の手伝いしないと」
乃凪 「あ、俺も門限が」
広瀬 (そういえば今日って塾があったような……)
あかり 「ふみー、帰ろー?」
ふみ 「何だよねぇちゃん、まだ学校にいたのかよ」
あかり 「うん、ふみを待ってたの」
広瀬 「もしかして、お姉さん?」
ふみ 「まあ、一応な」
あかり 「一応って何!? あ、初めましてこんにちは、西村あかりです。ふみの姉です」
広瀬 「こんにちは。広瀬です」
乃凪 「……おい西村。俺は初めましてじゃないだろうが」
あかり 「あッ! こ、こんにちは乃凪先輩……すみません、ちゃんと見てませんでした」
乃凪 「しまいにゃ泣くぞ」
ふみ 「はいはい、ほら帰るぞ。それじゃあお先に失礼します」
乃凪 「おう、気をつけて」
広瀬 「またね」
乃凪 「……似てないよなぁ、あの二人」
広瀬 「うーん、俺は今初めて会ったばっかりなのでなんとも言えませんけど」
亜貴 「あッ! 乃凪せんぱーい! 葛ちゃんが探してましたよーー!」
乃凪 「! ああ、ありがとう! 直ぐ行く!」
亜貴 「はーい!」
広瀬 「あの方が噂の依藤さんですか?」
乃凪 「……な、何故分かる」
広瀬 「いえ、乃凪先輩の顔が心なしか嬉しそうだったので」
乃凪 「…………」
広瀬 「嘘です。ただの当て推量です」
乃凪 「君も結構いい性格してるな……さてと、行きたくないが折角呼びに来てくれたから戻るか」
広瀬 「乃凪先輩、さようなら」
乃凪 「ああ、機会があったらまたな」
広瀬 「はい」
広瀬 「…………」
広瀬 「……さて、俺も帰ろっかな?」


END。


沢登 「ごきげんよう、グランドフィナーレと言えば沢登譲の再登場だ」
沢登 「今回はお楽しみ頂けたかい? む? 頂けなかった? わはは仕方ない、そんなこともあろうかとこの沢登譲、君らに素敵なものをご用意したのだよッ!」
沢登 「それは何かって? やれやれ、全く分かっているだろうに……僕の口から言わせようだなんて、君もいけずだなあ」
沢登 「……さあ、それではこの僕の儚くも気高い美しさの中に共存するかの如く潜む狂気を表現した舞いにとくと酔いしれ――」
風羽 「おや? こちらに広瀬くんがいると聞いたのだが……」
沢登 「む。どうされましたお嬢さん」
風羽 「……失礼ですが女性でしょうか」
沢登 「僕ですか? “乙女”です」
風羽 「なるほど。承知しました。時に人を探しているのですが」
沢登 「ほう、どのような方で?」
風羽 「広瀬優希くんという方です」
沢登 「ああ、広瀬くん。先程帰られたようですが」
風羽 「なんと! 有難う御座いました、早速追いかけたいと思います。それでは!」
沢登 「お怪我なさらぬようお気をつけて」
沢登 「…………」
沢登 「……いやはや諸君、青春とは良いものだね。それではまたお会いする日までごきげんようッ!」


ENDのEND。


~最後にヒロインズから~

風羽 「この度はお買い上げ、誠に有難う御座いました」
あかり 「古い作品な上売れませんでしたが、Little AidとPanic Paletteにも出番を頂け嬉しかったです!」
亜貴 「あ、あかり先輩……そんな裏事情は言わなくても……」
あかり 「え?」
沢登 「それでは最後の締めとして、僕から舞のプレゼンツだッ!」
あかり&亜貴 「「結構です」」
沢登 「なんと」
風羽 (……時に、あの方も“ヒロイン”なのだろうか)


終幕。