仲村トオル、オーディションのきっかけは「前の年に父親が亡くなって」 40年前のデビュー作を振り返る
ツッパリ留年高校生コンビのヒロシとトオルがケンカや恋に明け暮れる姿を描いた『ビー・バップ・ハイスクール』 。仲村さんは、この作品のオーディションで中間徹(トオル)役に選ばれ、1985年に俳優デビューしました。
■オーディションを受けたきっかけは「前の年に父親が亡くなって」
オーディションを受けることになったきっかけについて「本屋さんで立ち読みした雑誌の片隅に“『ビー・バップ・ハイスクール』という映画の主人公2人を募集しています”っていう記事を見つけて」と語った仲村さん。
続けて「多分一番大きなきっかけは、その前の年に父親が亡くなって、このままのんきに大学通ってる場合じゃないな、世の中出なきゃっていう焦りみたいなものがあって。だけど、何かをする自信もなければ、やりたいものも見つかっていないような状態で。(この作品が)何かのきっかけになるかなって」と明かしました。
また、オーディション時の控室の様子について「“会議室で待ってて”と言われて、ドアを開けた瞬間、もうすごかったです。さっき見ていただいた映画に出ていたような人たちだらけで。もう本当に“ケンカしたくてしょーがねーよ”みたいな、バチバチの空気が飛び交っている感じで。僕みたいなのはごくごく少数派でしたね」と振り返りました。
そして、オーディションに受かる自信があったかという質問には「自信とかじゃなくて、間違ったなって。何か就職のコネとか考えてた俺、間違ったなっていう感じでした」と笑顔を見せました。
■合格発表の際「なんか殺気は感じました」
その後、行われた最終審査については「(残ったのは)10人ぐらいでした。公開オーディションっていって、一声セリフを言うみたいなのをやった記憶はありますけど、それを一人ずつやって控室に戻って。そこにプロデューサーだった黒澤満さんが来て『じゃあヒロシは清水(宏次朗)くんで、トオルは仲村くんで』って」と明かした仲村さん。
合格しなかった人たちの反応が怖かったそうで「あんまり見ないようにしましたけど、なんか殺気は感じました。今日は明るいうちに、人がいっぱいいる道を通って帰ろうって思ったのを覚えてます」と笑顔で振り返りました。
仲村さんが登場したのは、7月27日に閉館する映画館・丸の内TOEIのフィナーレプロジェクト『さよなら 丸の内TOEI』の一環として行われた上映イベント。本プロジェクトでは、5月9日(金)~7月27日(日)の80日間にわたって数々の過去作品の特集上映などが行われています。