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『ガンダム ジークアクス』が浮き彫りにした「話したがる年寄りオタク」と「いまどきの若者」という構図 #エキスパートトピ

堀井憲一郎コラムニスト
写真:つのだよしお/アフロ

『機動戦士ガンダム ジークアクス(Gundam GQuuuuuuX)』 は、2025年4月から7月まで放送された新作アニメ(1クール12話完結)である。

1979年に始まり40年以上の歴史を持つ『機動戦士ガンダム』シリーズの最新作である。ただし、物語の続きではなく、世界設定は同じのまま、まったく違う展開を見せる物語であった。

40年以上のコアファン層を巻きこみつつ、あらたなファン層を掴むために展開したこの新作ガンダムは、どう評価されていったのか。

ココがポイント

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出典:CINRA 2025/6/27(金)

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出典:GAME Watch 2025/6/25(水)

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出典:ORICON NEWS

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エキスパートの補足・見解

アニメ好きの若者にとって、ガンダムは敷居が高い。歴史が古く、世界観が分厚そうで、知っておいたほうがいいとはおもいつつ、履修するにいたらない。「勉強しなきゃとおもっているんですが…」というのが20歳あたりの正直な感想であった。

その若者たちの入口として『ガンダム ジークアクス』は有効に機能したようだ。

劇場先行上映版として映画『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』が公開され話題を呼んだ。ガンダムシリーズをこれで初めて見たという若者が何人かいたが、評判が高かった。

主人公がマチュとニャアンという二人の少女であり(もう一人シュウジという少年も加わり)この新しいキャラクターが入りやすかったようだ。

放送が始まると、ときどき「よく知らない設定や人物」が出てきても、同時に流れるSNSや歴代ファンのコアな説明を拾って納得していくらしい。寄りおたくも、ネットを介すれば、ありがたいばかりである。

ここで紹介した記事も、ディープなところまで踏み込んだり、それぞれの世界観が出たりして、適宜、受け流して必要なところだけを読めばどれも楽しい。少々クセがあってもそのほうが楽しいと感じられるようである。

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ありがとうございます。
コラムニスト

1958年生まれ。京都市出身。1984年早稲田大学卒業後より文筆業に入る。落語、ディズニーランド、テレビ番組などのポップカルチャーから社会現象の分析を行う。著書に、1970年代の世相と現代のつながりを解く『1971年の悪霊』(2019年)、日本のクリスマスの詳細な歴史『愛と狂瀾のメリークリスマス』(2017年)、落語や江戸風俗について『落語の国からのぞいてみれば』(2009年)、『落語論』(2009年)、いろんな疑問を徹底的に調べた『ホリイのずんずん調査 誰も調べなかった100の謎』(2013年)、ディズニーランドカルチャーに関して『恋するディズニー、別れるディズニー』(2017年)など。

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