第4回少女のために作ったハンバーグ 歌舞伎町で見つけた「居場所」と目標

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吉村駿
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 2024年もあとひと月となった12月上旬、20代の女性は近くのスーパーで買い込んだ夕飯の材料を抱えて戻ってきた。

 ひき肉をボウルに入れ、右手で丁寧にこねる。粘り気が出ると、みじん切りにした小ネギとタマネギ、おろしニンニクを入れてかき混ぜる。

 目指しているのは家庭の味だ。味付けは濃くならないように意識している。

 「今日の晩ご飯はなに?」

 ひき肉をこねていると、ここを訪れた少女が聞いてきた。

 「ハンバーグ。午後9時くらいに完成するから待ってて」

 大久保公園そばのビル1階にある公益社団法人「日本駆け込み寺」。家庭や学校で悩みを抱えた若者が訪れる無料の相談施設で、売春の客待ちをしている人たちも訪れる。

 女性は23年夏に歌舞伎町に来てから、顔を出すようになった。

 歌舞伎町に来た経緯を話したり、居酒屋のキッチンで働いていたことを話したり。提供される夕食を食べながら、職員と同じ時間を過ごした。

■今の自分にできることは…

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この記事を書いた人
吉村駿
東京社会部
専門・関心分野
事件・事故、スポーツ、生き物