モーニング娘。’25 生田衣梨奈、弓桁朱琴は“たくさん叱ってきた1人”　「後輩ができた時に意味が分かってくれたら」

モーニング娘。’25 （左から）生田衣梨奈＆弓桁朱琴

　「メラメラ、ギラギラしている弓桁には、モーニング娘。らしさを感じているんです」。そう言葉にするのは、7月8日（火）に開催されるコンサートをもってモーニング娘。’25を卒業する生田衣梨奈だ。最年少メンバーである弓桁朱琴はその言葉を受けて「それは生田さんから学んだこと。モーニング娘。らしさを継いでいけるように頑張ります」と笑顔で宣言する。そんな2人だからこそ、モーニング娘。’25の最新シングル収録曲「気になるその気の歌」のMVで、対決することになったのかもしれない。（取材・文＝M．TOKU／写真＝小川遼） 【写真】クールな表情が素敵なソロカットも！　生田衣梨奈＆弓桁朱琴撮り下ろし（全9枚） ■生田の卒業を知ったのは“リハーサル5分前” ――7月8日（火）に日本武道館で行われるコンサートをもって、モーニング娘。’25を卒業される生田さん。卒業を発表してから少し日が経ちましたが、今の心境はいかがですか？ 生田：モーニング娘。に14年半在籍したこともあり、卒業を決めるまでは将来に対しての不安が大きかったんです。ただ、卒業を決めてからは自分の人生について考える時間がすごく増えて。今は不安よりも、「卒業したあとはどんなことをやろうかな」というワクワクの気持ちが強いですね。 ――卒業を発表してから、ファンの方からはどんな声がありましたか？ 生田：私自身も多くのメンバーを見送ってきましたが、その子が決めたことならば、ちゃんと笑顔で送り出したいという気持ちでいたんです。それに、私も笑顔で卒業したくって。そんな私の気持ちを察して、ファンの皆さんも笑ってくれているんですよ。 ――ファンの方々は温かいですね。 生田：本当に、ありがたいです。 ――弓桁さんは生田さんの卒業を知った時、どんな気持ちでしたか？ 弓桁：メンバーには、ハロー！プロジェクトのコンサートのリハーサルが始まる5分前に卒業を知らされたんです。だから、余韻に浸る暇もなくリハーサルをすることになって（笑）。今もその感覚が続いているのですが、卒業発表後のコンサートで生田さんが涙されている一幕を見て、悲しくはないけれど寂しさは感じました。 ――卒業を発表された生田さんにとって、7月2日（水）にリリースされる「気になるその気の歌／明るく良い子」はラストシングルになると思います。2人が思うそれぞれの楽曲の推しポイントを教えてください。 生田：つんく♂さんからは「今回のシングルは盛り上がる曲やで」って聞いていたのですが、2曲とも本当に明るくみんなで盛り上がれる曲調で、「モーニング娘。の生田に求めているのはこういう感じなのかな」と改めて思いました。いい意味で卒業の悲しさや寂しさを感じない曲なので、どんどん歌い継いでいってほしいです。「気になるその気の歌」は、急に音頭が始まってびっくりしました（笑）。それもつんく♂さんっぽくて、私は大好きです。 弓桁：「気になるその気の歌」は聞くだけで笑顔が湧いてきます！　ここまで誰かを笑顔にできる音頭って、モーニング娘。ならではなのかなと思いました。私が憧れていたモーニング娘。らしさやパワーを感じられる曲なので、とてもお気に入りです。 ――衣装も、モーニング娘。らしさを感じます。 生田：そうなんです！　めっちゃギラギラしていますよね（笑）。衣装のワンポイントに紫色が使われているのですが、これは私のもともとのメンバーカラーから来ているのでは、とファンの方は考察されていまして…真相は分からないです（笑）。 弓桁：私はこの紫は生田さんの色だと思っています！ 生田：本当？　（メンバーカラーがラベンダーの）小田（さくら）さんって思ってない？ 弓桁：今回は生田さんだと思っています（笑）！ ――MVも公開されていますが、撮影はいかがでしたか？ 生田：MVで弓桁と戦っているのですが、あれはつんく♂さんから当日の朝に「戦ってほしい」というリクエストがあって追加されたシーンなんですよ。一定のリズムでしゃがむとか、タイミングを合わせるのがすごく大変で、超難しかったです！　なんで急に足したんだろうと不思議でしたが、「これもハロプロ節だな」と思いながら撮影していました。 弓桁：私も撮影のスケジュールを見たら「生田VS弓桁」という工程がいきなり入っていて驚きました（笑）。やったことがなかったので戸惑いもありましたが、すごく面白いMVに仕上がっているので、ぜひ見て欲しいです！