前回は、「エレミヤ書 15〜16章」を紹介しました。
今回は、「エレミヤ書 17〜18章」を紹介したいと思います。
その前に、まず「私の祈り」から入りたいと思います。
そして、「私の祈り」の中に、紹介したい聖書の章に出てくる「5つのキーワード」(マーカーで印)を含ませておきます。
聖書の紹介は、穴埋め問題形式にしますので、正解となる言葉を知りたい時は、「私の祈り」に出てくる「5つのキーワード」の中から探しだしてください。
最初にお祈りの言葉を唱えてから、その後で聖書を読んでいくというスタイルは、これまでと一緒ですので、お付き合いの程よろしくお願いします。
では、今からお祈りします。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
聖なる神さま。
今日もこうして神さまにお祈りし、朝を迎えることができることに感謝します。
そして、RAPTさんの「御言葉」から神霊な波長を受けて、神さまの御心に立ち返る機会を与えていただき、本当にありがとうございます。
今回紹介する預言詩の中で、私が興味を引いたのは次の行です。
(17章1〜4節)ーーー
ユダの罪は鉄の筆と金剛石のとがりでしるされ、彼らの心の板と彼らの祭壇の角に刻まれている。彼らの子たちまで、その祭壇や、高い丘の茂った木のほとりにあるアシェラ像を覚えているほどだ。野にあるわたしの山よ。わたしは、あなたの財宝、すべての宝物を、獲物として引き渡す。あなたの国中にある高き所の罪のために。あなたは、わたしが与えたあなたの相続地を、手放さなければならない。また、わたしは、あなたの知らない国で、あなたを敵に仕えさせる。あなたがたが、わたしの怒りに火をつけたので、それはとこしえまでも燃えよう。
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はい、この章も、神様が偶像崇拝を止めようとしないユダの民に対してお怒りになっているシーンから始まっています。
ここで登場するのがアシェラ像です。
さっそく、調べてみることにしましょう。
(以下、ここより転載)**********
アシュラとは誰?
答え
アシェラ、又はアシュタロテは古代シリヤ、フェニキヤ、カナンで崇拝されていた女神の名前です。フェニキヤ人はアシュタルテ とその女神を呼び、アッシリヤ人はイシュタ―と呼んで崇拝しました。ペリシテ人はアシェラの神殿を持っていました。(1サムエル31:10) イスラエルがカナンの地を完全に克服しなかったので、アシュラ崇拝はなお続き、ヨシュアが死ぬとすぐ始まってイスラエルを悩ませました。(士師記2:13)
アシュラは土に立つ枝のない木の幹で代表されています。幹はふつう女神の象徴的な代表が彫刻してありました。彫刻された木に関係しているので、アシュラ崇拝の場所はふつう、木立“ と呼ばれ、へブル語のアシュラは女神、又は”木々の木立“のことを指すこともありました。 マナセ王の悪い行いの一つは「自分が造ったアシェラの彫像を宮に安置したことでした。(第2列王記21:7)〝アシェラの彫像”のもう一つの訳は、”木立の彫像”です。.
アシェラは月の女神とみなされ、しばしば、太陽神バアル(士師記3:7;6:28;10:6;1サムエル7:4;2:10)の配偶者として表されます。アシェラはまた愛と戦争の女神ともみなされて、時々カナンのもう一人の女神、アナスと連結されています。アシェラの礼拝はその官能主義で注目され、儀式的な売春が含まれていました。 アシェラの祭司や女祭司は、予見や占いもしていました。
主なる神はモーセを通して、アシェラの礼拝を禁じられました。律法は特に主の祭壇を木々の木立の近くに建ててはならないと禁じました。(申命記16:21) 神のはっきりした教えにもかかわらず、アシェラ崇拝はイスラエルで、長年の問題でした。ソロモンが偶像礼拝に陥っていった時、彼が国内に取りいれた偶像の神々の中の一つは〝シドン人の女神“ と呼ばれたアシェラでした。(1列王記11:5、33)のちに、イザベルは、400人のアシェラの祭司たちを王の食卓で養って、アシェラ崇拝をもっと流行させました。(1列王記18:19)イスラエルは時々リバイバルを経験して、アシェラ崇拝に対して注目すべき撲滅運動がギデオン(士師記6:25-30)、アサ王(1列王記15:13)、ヨシヤ王(2列王記23:1-7)の指導の下でなされました。
**********(転載ここまで)
上の解説の中で、「アシェラ」のことを「アシュラ」と書いている部分もありますが、どちらの名称も同じものを指しています。
他にも「マリ(聖母マリアの原型)」「アスタルテー」「アシュトレト」「イシュタル」「イーシス」といった呼び名がありますが、いずれも皆同じ女神であるとのこと。
また、RAPT理論によれば、「アシュトレト(=アシェラ)」とは「天照大神」のことでもあり、大和族の神ということになるらしいのです。
(以下、RAPT理論より転載)**********
このように「スサノオ」が「バアル」である以上、「サナト・クマーラ」も「バアル」ということになります。「スサノオ」と「サナト・クマーラ」は同一神ですから。
実際、以下のような記事も見付かりました。ちょっと長いですが、非常に重要な内容です。
----------------(以下、こちらから転載)
さらに吉田敦彦の『神話の考古学』においてはデメテル神話(ギリシャ神話)とアマテラス神話の驚くほどの類似をあげている。
では日本神話とギリシァ神話のこうした類似はいったい何を意味しているのか?
こうした神話の類似はすなわち日本神話とギリシァ神話が同じ源をもっていることを示しているのである。
その源とはメソポタミヤ文明の神話であり、その神話が地中海地方やギリシァまで広範囲に伝播し拡散したのである。そして時代と場所によって少しずつ話の内容を変えながら伝わったのであろう。
■メソポタミヤの神話とギリシァ神話
紀元前5000年頃メソポタミヤに文明を築いたシュメール人はたくさんの神々を崇拝していた。
(註: 現在の天皇家はもともとシュメール人だと考えられます。シュメールがスメルとなり、これに帝(みかど)という意味の「ミコト」を足してスメラミコト=天皇と呼ばれるようになったのです。)
天の神アヌ、その妻アントム、 性愛と闘いの神イナンナ、アヌの息子エンリル、その妻ミリッタとムリルトウ、魔法の知識の主エンキ、その息子マルドウク、 月の神シン、太陽神ウトウ、牧神ドウムジ、雷神アダト,冥界の神アヌンナキなど八百万の神々がいた。
これらの神々はその後、 フェニキア地方やバビロニア地方に少しずつ神話の形を変えて継承されたのであった。
性愛の神イナンナはその後イシュタルとも呼ばれ、 フェニキアではアシタロテと呼ばれ、さらにギリシァ ではアフロディテ、地中海地方ではビーナスと呼ばれた。
(註: ミロのビーナスのことです。つまり、ミロのビーナスも悪魔ということですね。)
21世紀の今日にいたって もセックス・シンボル的女性をビーナスと呼ぶのは、そこからきている。
■バアル神話の展開
どこの国の神々もそうなのだが、ある地方ではこんなストーリーでも別の地域では少し違ったり、他の神の話が吸収されていたり、 イロイロである。しかしその神の基本的な性質は変わらない。
イナンナは小悪魔的浮気者であり、それは多少神話の異なるアシタロテもアフロディーテも同じであり、小悪魔的浮気者である。
性愛の神イナンナの恋人、夫の神は120もいるが、その中でも配偶神とされたのがタンムズとドウムジであり、これらの神話が折り重なっ て後のフェニキアのバアル神話となったのである。
そしてバアルはギリシァではアドニスと呼ばれた。
バアルはアシュタロテの配偶神であり、 アドニスはアフロディーテの配偶神である。
ドウムジ、タンムズ、バアル、アドニスと言う名前はそれぞれ、その地域の言葉で 「土地の主」と言う意味である。
そしてこのアドニス神話が日本のオオクニヌシの神話とよく似ており、両者が同源であると言う事は、日本のオホ クニヌシはバアルである事を示している。
日本のオホヌニヌシの名前も又「大国主」であり、「土地の主」と言う意味である。
----------------(転載ここまで)
「大国主」とは「スサノオ」の息子のことです。
○大国主 – Wikipedia
ですから、「スサノオ」はやはり「バアル」であり、「ルシファー」ではないということです。したがって、「サナト・クマーラ」も「ルシファー」ではありません。
では、「天照大神」が「ルシファー」なのでしょうか。
私もずっとそう思っていましたが、この記事を見た限りでは、どうもそうではなさそうです。
というのも、この記事の中に「バアルはアシュタロテの配偶神」とありますが、「アシュタロテ」とは上の悪魔の表に出てくる「アスタロト」のことです。
で、この「アスタロト」は女神です。
----------------(以下、こちらより転載)
■アスタロトの起源
悪魔アスタロトの源流は旧約聖書「士師記」「列王記」などに登場する女神アシュトレトとされる。
「士師記」の冒頭で、カナンに侵攻したイスラエルの民は時がたつごとに本来信仰すべきはずだったヤハウェを忘れ、現地のバアルやアシュトレト信仰に傾くようになりヤハウェの怒りを買い、民に災難をもたらす。
「列王記」では老いたソロモン王が外国出身の妻に誘われて異教の神アシュトレト、ミルコム、ケモシを信仰し、ヤハウェを怒らせて最終的に王国分裂に繋がる
アシュトレトはオリエント全域で崇拝された女神アスタルテであり、さらに遡ればメソポタミア神話のイシュタルにいきつくという。
イシュタルはウルクの豊穣神イナンナの信仰を核として、王権授与、王権を守る戦神と変遷し、ウルクが没落した後は“諸国の神”という都市国家の枠にはまらない破格の地位についている。
特に豊穣、戦神の神性は様々な王の信仰を獲得し、イシュタルは各都市国家の女神を吸収してオリエント世界における女神の普遍的名称として使われるようになった。
アスタルテはウガリット・カナンに起源をもつ女神だが、エジプトなどの外国に信仰が伝わるにつれ戦争の女神、王権の守護者というイシュタルに似通った神性を獲得し、シュメール・アッカドにおいて両者は習合、大いなる地母神としてギリシア・ローマにまでその勢力を拡大させている。
----------------(転載ここまで)
で、「日本書紀」と「古事記」の中に出てくる女神は「アマテラス」ですし、人によっては「スサノオ」と「アマテラス」が婚姻関係を結んだという説を唱えています。先日ご紹介した記事にもそう書かれてありましたね。
○出雲族と大和族の話(パート1) | 天の王朝 – 楽天ブログ
したがって、「バアルはアシュタロテの配偶神」という一文を、そっくりそのまま「スサノオはアマテラスの配偶神」と言い換えることができます。
ということは、「アマテラス」は「アスタロト」と同一神ということになります。「ルシファー」ではないということです。
となると、最後に残った三貴神のうちの一人、「ツクヨミ」こそが「ルシファー」なのでしょうか。
確かにそう考えると筋が通るような気もしますが、先ほども言いましたように、「月派」の神様はあくまで「サタナキア」です。「ルシファー」ではありません。
ですから、現段階での私の見解としては、「ルシファー」は「大和族」も「出雲族」も「月派」もすべてを支配しているということになります。
つまり、「ルシファー」はどれか特定の部族の神ではない、ということですね。だからこそ、悪魔の頭と呼ばれているのではないでしょうか。
ということで、現段階での結論はこうなります。
1.大和族の神 = アシュタロト
2.出雲族の神 = バアル
3.月派(教皇派)の神 = サタナキア
4.ロスチャイルドの神 = ルキフェゲ・ロフォカレ
5.ルシファーは彼ら全員の神。
6.ルシファーとバアル(スサノオ)とアシュタロト(天照大神)は悪魔の三位一体。
**********(RAPT理論からの抜粋、ここまで)
このように、RAPT理論のすごい所は、バアルやアシュタロテなどの悪魔を捉える時に、単に一つひとつの事柄を拾い上げるだけで終わるのではなく、必ず日本との関連性に目をやり、点と点を繋ぎ、線と線を重ね合わせながら全体像を構築されている所にあります。
特に今回の「アシェラ」の話題に関しては、「アシェラ(=「アシュタロテ)」が「天照大神」に繋がり、「ルシファー」と他の悪魔との相関関係まで話を進展させるのですから、ビックリです。
いずれにせよ、RAPT理論の視点で見て行くと、「スサノウ」や「アマテラス」などが祀られている神社に参拝する日本人も、イスラエルやユダの民と同じ悪魔を拝んでいることになるのです。
つまり、エレミヤ書に書かれている人々と同じ過ちを犯しているということなのです。
それに気づいたのであれば、これから私たちは、安易に神社を参拝したり、祇園祭などの祭祀に参加したりするのを慎むべきでしょう。
そして、今こそ神様に立ち帰り、神様からの祝福が受けられるように祈り求めて行くことが大切です。
これから私たちが目指すべきことは、神様の栄光を現し、地上天国を築き上げることです。
そのためには、常に神様のことを想い、祈り求め、賛美し、神様が喜んでくださる生き方を積み重ねて行くしかありません。
どうか神様。
この私を霊肉魂ともにきよくし、神様の器として使ってください。
神様の御心が成せるように、どうか私を正しく導いてください。
己の私利私欲に走るのではなく、まず第一に神様を愛し、御心を成すことが自分の喜びとなり、生きがいとなる、そのような次元の高い霊と共振できるようにしてください。
そして、本当のしあわせを掴み取るにはどうしたら良いのかを悟り、多くの人々に救いの道へと誘うことができる者となれますよう、この私に御力を与えてください。
そして、どうか神様。
中心者RAPTさんをお守りください。
RAPTさんの活動を妨害する工作員や集団ストーカーたちを裁いてください。
中国マフィアである李家、創価学会、群馬人脈、イルミナティ・サタンを滅ぼしてください。
そして、十二弟子の皆さんや全国の兄弟姉妹たちが天に富を積み、豊かな聖霊で満たされ、多くの人々を救うことのできる者となれますよう心から祈ります。
これら全てのことに感謝して、愛する主の御名によって祈ります。
アーメン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それでは次に、「エレミヤ書」に移りましょう。
17〜18章を紹介します。
(旧約聖書〈新改訳〉より抜粋)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
エレミヤ書 17章
1 ユダの罪は鉄の筆と金剛石のとがりでしるされ、彼らの心の板と彼らの祭壇の角に刻まれている。
2 彼らの子たちまで、その祭壇や、高い丘の茂った木のほとりにあるアシェラ像を覚えているほどだ。
3 野にあるわたしの山よ。わたしは、あなたの財宝、すべての宝物を、獲物として引き渡す。あなたの国中にある高き所の罪のために。
4 あなたは、わたしが与えたあなたの相続地を、手放さなければならない。また、わたしは、あなたの知らない国で、あなたを敵に仕えさせる。あなたがたが、わたしの怒りに火をつけたので、それはとこしえまでも燃えよう。
5 主はこう仰せられる。「人間に信頼し、肉を自分の腕とし、心が主から離れる者はのろわれよ。
6 そのような者は荒地のむろの木のように、しあわせが訪れても会うことはなく、荒野の溶岩地帯、住む者のない塩地に住む。
7 主に信頼し、主を頼みとする者に があるように。
8 その人は、水のほとりに植わった木のように、流れのほとりに根を伸ばし、暑さが来ても暑さを知らず、葉は茂って、日照りの年にも心配なく、いつまでも実をみのらせる。
9 人の心は何よりも陰険で、それは直らない。だれが、それを知ることができよう。
10 わたし、主が心を探り、思いを調べ、それぞれ生き方により、行いの結ぶ実によって報いる。
11 しゃこが自分で産まなかった卵を抱くように、公義によらないで富を得る者がある。彼の一生の半ばで、富が彼を置き去りにし、そのすえはしれ者となる。」
12 私たちの聖所のある所で、初めから高く上げられた の王座である。
13 イスラエルの望みである主よ。あなたを捨てる者は、みな恥を見ます。「わたしから離れ去る者は、地にその名がしるされる。いのちが水の泉、主を捨てたからだ。」
14 私をいやしてください。主よ。そうすれば、私はいえましょう。私をお救いください。そうすれば、私は救われます。あなたこそ、私の だからです。
15 ああ、彼らは私に言っています。「主のことばはどこへ行ったのか。さあ、それを来させよ。」
16 しかし、私は、あなたに従う牧者となることを、避けたことはありません。私は、いやされない日を望んだこともありません。あなたは、私のくちびるから出るものは、あなたの御前にあるのをご存じです。
17 私を恐れさせないでください。あなたは、わざわいの日の、私の身の避け所です。
18 私に追い迫る者たちが恥を見、私が恥を見ないようにしてください。彼らがうろたえ、私がうろたえないようにしてください。彼らの上にわざわいの日を来たらせ、破れを倍にして、彼らを打ち破ってください。
19 主は私にこう仰せられる。「行って、ユダの王たちが出入りする、この民の子らの門と、エルサレムのすべての門に立ち、
20 彼らに言え。これらの門のうちに入るユダの王たち、ユダ全体、エルサレムの全住民よ。主のことばを聞け。
21 主はこう仰せられる。『あなたがた自身、気をつけて、安息日に荷物を運ぶな。また、それをエルサレムの門のうちに持ち込むな。
22 また、安息日に荷物を家から出すな。何の仕事もするな。わたしがあなたがたの先祖に命じたとおりに安息日をきよく保て。
23 しかし、彼らは聞かず、耳も傾けず、うなじのこわい者となって聞こうとせず、凝らしめを受けなかった。
24 もし、あなたがたが、ほんとうにわたしに聞き従い、―主の御告げ―安息日にこの町の門のうちに荷物を持ち込まず、安息日を 保ち、この日に何の仕事もしないなら、
25 ダビデの王座に着く王たちや、車や馬に乗る首長たち、すなわち王たちとその首長たち、ユダの人、エルサレムの住人は、この町の門のうちに入り、この町はとこしえに人の住む所となる。
26 ユダの町々やエルサレムの周辺から、ベニヤミンの地や低地から、また山地やネゲブから、全焼のいけにえや、ほかのいけにえ、穀物のささげ物や乳香を携えて来る者、感謝のいけにえを携えて来る者が、主の宮に来る。
27 しかし、もし、わたしの言うことを聞き入れず、安息日をきよく保たずに、安息日に荷物を運んでエルサレムの門のうちに入るなら、わたしはその門に火をつけ、火はエルサレムの宮殿をなめ尽くして、消えることがないであろう。』」
エレミヤ書 18章
1 主からエレミヤにあったみことばは、こうである。
2 「立って、陶器師の家に下れ。そこで、あなたに、わたしのことばを聞かせよう。」
3 私が陶器師の家に下って行くと、ちょうど、彼はろくろで仕事をしているところだった。
4 陶器師は、粘土で製作中の器を自分の手でこわし、再びそれを陶器師自身の気に入ったほかの器に作り替えた。
5 それから、私に次のような主のことばがあった。
6 「イスラエルの家よ。この陶器師のように、わたしがあなたにすることができないだろうか。―主の御告げ―見よ。粘土が陶器師の手の中にあるように、イスラエルの家よ。あなたがたも、わたしの手の中にある。
7 わたしが、一つの国、一つの王国について、引き抜き、引き倒し、滅ぼすと語ったその時、
8 もし、わたしがわざわいを予告したその民が、悔い改めるなら、わたしは、下そうと思っていたわざわいを思い直す。
9 わたしが、一つの国、一つの王国について、建て直し、植えると語ったその時、
10 もし、それがわたしの声に聞き従わず、わたしの目の前に悪を行うなら、わたしは、それに与えると言った を思い直す。
11 さあ、今、ユダの人とエルサレムの住民に言え。『主はこう仰せられる。見よ。わたしはあなたがたに対してわざわいを考え、あなたがたを攻める計画を立てている。さあ、おのおの悪の道から立ち返り、あなたがたの行いとわざとを改めよ。』
12 しかし、彼らは言う。『だめだ。私たちは自分の計画に従い、おのおの悪いかたくなな心のままに行うのだから』と。
13 それゆえ、主はこう仰せられる。『さあ、国々の中で尋ねてみよ。だれが、こんなことを聞いたことがあるか。おとめイスラエルは、実に恐るべきことを行った。
14 レバノンの雪は、野の岩から消え去るだろうか。ほかの国から流れて来る冷たい水が、引き抜かれるだろうか。
15 それなのに、わたしの民はわたしを忘れ、むなしいものに香をたく。それらは、彼らをその道、いにしえの道でつまずかせ、小道に、まだ築かれていない道に行かせ、
16 彼らの国を恐怖とし、永久にあざけりとする。そこを通り過ぎる者はみな色を失い、頭を振る。
17 東風のように、わたしは彼らを敵の前で散らす。彼らの災難の日に、わたしは彼らに背を向け、顔を向けない。』」
18 彼らは言った。「さあ、私たちは計画を立ててエレミヤを倒そう。祭司から律法が、知恵ある者からはかりごとが、預言者からことばが滅びうせることはないはずだから。さあ、舌で彼を打ち、彼のことばにはどれにも耳を傾けまい。」
19 主よ。私に耳を傾け、私と争う者の声を聞いてください。
20 善に悪を報いてよいでしょうか。まことに彼らは、私のいのちを取ろうとして穴を掘ったのです。私があなたの御前に立って、彼らに対するあなたの憤りをやめていただき、彼らについて良いことを語ったことを、覚えてください。
21 それゆえ、彼らの子らをききんに渡し、彼らを剣で殺してください。妻たちは子を失い、また、やもめになり、夫たちは虐殺されて死に、若い男たちは戦いで剣に殺されますように。
22 あなたが突然、略奪隊に彼らを襲わせるとき、彼らの家からの叫びが聞こえます。彼らは私を捕らえようと穴を掘り、私の足もとに、わなを隠したからです。
23 しかし、主よ。あなたは、私を殺そうとする彼らの計画をみな、ご存じです。彼らの咎をおおわず、彼らの罪を御前からぬぐい去らないでください。彼らを、御前で打ち倒し、あなたの御怒りの時に、彼らを罰してください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(エレミヤ書 17章〜18章より)
今日は、ここまで。
(2021.10.18)