塚本幼稚園・森友学園と神谷宗幣

神谷宗幣が吹田市議会議員になった1年後、2008年に塚本幼稚園を訪問しています。当選当初から塚本幼稚園のことを「すごい幼稚園」だと聞いていたと本人も書いていますが、前回記事の内容を見てもらえば、いかにも納得です。

眉は「しかめる」のではなく「ひそめる」ものですが、極右カルトは歴史だけでなく日本語も苦手な人がほとんどです。

森友学園の監事に就任

2013月6月1日から2015年5月31日まで、神谷は森友学園保育園の監事に名を連ねていました。これは籠池さんが頼んだのではなく、神谷が自分の後援会長の伝手で入り込んだようです。

上の動画では、神谷宗幣のことを問うたインタビュアーに、籠池さんは「ああ、統一協会ね、うんうん」と答えています。

日本会議のカルト活動家ですから、統一協会に関わっていたのは当然です。
少なくとも籠池さんの認識では「神谷宗幣は統一教会の方から来た人」だったようです。

神谷は、自分の「塾」にいた大学生の女性を、塚本幼稚園の事務職員として雇わせたことが判明しています。それが、神谷の奥さんになった人だという話です。

神谷が森友学園を去ることになったのは、神谷の「イシキカイカク株式会社」から派遣される人への報酬から、神谷が抜いてしまう金額が大きすぎた、という事情があるようです。
籠池さんの証言は、とても興味深いです。

統一教会との関係

籠池さんは神谷宗幣を「ああ、統一協会ね」と言ったわけですが、もちろん神谷宗幣が統一教会信者だったということではありません。統一教会は、右翼カルトに広く結びついており、神谷が私淑していた高橋史朗の「日本会議」も、統一教会（勝共連合）と密接に繋がっています。

特に、選挙運動などではボランティア運動員の数が必要になるので、そういうときには「日本会議」の推す候補者に、統一教会信者が運動員として協力するのです。これが、自民党と統一教会の深くて汚い関係を作り出しました。
神谷が自民党から衆院選に出るのは2012年ですが、2010年9月には安倍晋三や衛藤晟一と同席した写真をブログに上げています。衛藤晟一は「日本会議」の組織内議員ですから、神谷の人脈が「日本会議」にあることは明らかです。

こうした背景を持つ神谷が、選挙運動に統一教会の協力を得たであろうことは、まず間違いないのではないかと思います。

こうした関係を裏付けるように、後に神谷は統一教会のViewpointに寄稿するライターにもなっており、少なくとも2017年の8月から11月まで、3回の寄稿があったようです。

こういう経緯がありますから、神谷は「日本を取り戻す」などと言いながら、統一教会が日本の権力中枢に入り込んでいることには、特に問題ないと思っているようです。そりゃそうだよね。

このように、善良な日本人の目を逃れるようにして、極右カルトはみんな繋がっているのです。騙されてはいけません。

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